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東海散士 作品の検索結果1 - 2 件 / 2件

  • 書物の転形期03 出自から形へ2|木戸雄一

    「洋本」「和本」 洋装本の登場によって、初めて広告や目録に書型とは異なる書物の形が記載されるようになった。その新しい形が「西洋仕立」といった「西洋」を冠した言葉によって記されたことによって、それまで「日本」で流通していた書物の形もあらためて名称化される。 市岡正一編輯 ○漢語挿入/新選玉篇 日本仕立上下二冊○西洋仕立一冊○金二円五十銭(中略) 出版書林 甲府常盤町四番地    内藤伝右衛門 売弘支店 東京神田豊島町三丁目 山添栄助 (『東京日日新聞』、1877.6.1) 『漢語挿入/新選玉篇』は和本と洋装本の二つの形態で刊行されているが、「西洋仕立」の洋装本に対して和本は「日本仕立」と記述されている。この「日本仕立」は和本二冊本のことであり、「西洋仕立」は和本と同版の楮紙袋とじ木版を背革クロス表紙丸背の洋装本一冊に仕立て直したものである。「日本仕立」は、甲府の書肆内藤伝右衛門が何度か使用し

      書物の転形期03 出自から形へ2|木戸雄一
    • 「主要な文学思潮」 近代文学の種類がわかる - きょうも読書

      今、日本人が読むべき近代文学 その思想を解説する 近代文学とは 日本文学においての近代文学とは諸説あるが、明治維新以降、文明開化から1945年(昭和20年)の終戦までに生れた文学作品とある。明治から昭和までの主要な文学思潮を頭に入れておくことで、近代文学の大まかな傾向が理解できそうだ。 なお、本書(下記)では「今、日本人が読むべき近代文学」として、夏目漱石から太宰治まで 40作品のあらすじや読みかたが、マンガを交えて分かりやすく解説されている。 明治時代の文学思潮 ★ 黎明期(れいめいき)「戯作文学(げさくぶんがく)」 江戸時代後期の戯作(洒落本・滑稽本・黄表紙など)を受け継ぎ、世相や風俗を風刺。 代表的な作品:仮名垣魯文『西洋道中膝栗毛』『安愚楽鍋』など ★ 黎明期「翻訳文学」 西洋文学の翻訳。西洋の事情や風俗・習慣などを伝えた。 代表的な作品:中村正直訳『西国立志編』、川島忠之助訳『八

        「主要な文学思潮」 近代文学の種類がわかる - きょうも読書
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