ホーム 雨宮処凛がゆく! 第665回:病気になろうが仕事がなくなろうが一文無しになろうが世の中すべてを敵に回そうが、ビクともしないだけの「死なないノウハウ」、収集しました。の巻(雨宮処凛) 雨宮処凛がゆく!
ホーム 雨宮処凛がゆく! 第562回:私が貧困問題に取り組み続けている理由〜「死なないノウハウ」を得ると、意地悪度が下がるという発見〜の巻(雨宮処凛) 「どうして心が折れずに続けていられるんですか」 貧困問題に取り組んで15年。たまにこんな質問を受けることがある。 状況は変わらないどころか悪化しているのに、自分たちの活動が政治を変えられないことに無力感を感じないのか、という質問だ。 そんな時、この15年に思いを馳せる。数えきれないほどデモをし、集会をし、政策提言をし、国会議員や省庁に訴えてきた十数年。それを思うと、「変わらなさ」に心が折れそうになることもある。だけど折れずに続けていられるのは、この活動は「人を支援する」ことがメインだからだと思う。 どれほど政治が変わらなくても、自分たちのノウハウによって、今困っている誰かが、「生きられる」ようになることがある。所持金はほぼゼロ、すでに路上と
この時期、フリーランスは確定申告で大変だ。 面倒な作業をしていたところ、テレビで「ニセコのラーメンが3800円」というのをやっていた。海外の観光客人気で、ニセコのホテルやレストランの時給も2000円近くに上がっているという。 3800円のラーメン。一生食べることなどないだろうな……と思いつつ、ふと気づいたことがある。 今年で物書きになって24年。ありがたいことに書くことで食べてきたわけだが、四半世紀やっても対価は全然上がっていないということに。 いや、それどころか、2000年にデビューしてからこの24年、原稿料をはじめとする対価はずーっと下がり続けているではないか。少なくとも、私にとってはそうだ。 出版不況と言われて久しいことが大きいだろう。雑誌が次々と廃刊になったり、本が売れなくなったり、またネットの普及でタダで読めるものが増えたりと理由はいくつもあるが、とにかく、私の労働対価は事実とし
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