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浜松中納言物語 豊饒の海の検索結果1 - 2 件 / 2件

  • 深沢七郎に見下される三島由紀夫 | ゼロフリクションBPのブログ

    三島由紀夫は自分だけが大天才であると思い込むことの出来ない程度の常識人だった。 三島は石原慎太郎や深沢七郎を意識したが、三島に意識されたのは彼らだけではない。 宣伝のために帯を書く人 深沢七郎は三島由紀夫が審査員をしていた第一回中央公論新人賞に『楢山節考』で当選した。第三回は福田章二の『喪失』である。『赤頭巾ちゃん気をつけて』の芥川賞の審査員にも三島由紀夫がいたが、その話は別にしよう。深沢七郎を見出したのは、三島由紀夫だと確認したいのだ。 当時三島由紀夫は大人気者であり、人気作家であった。 まあ、三島由紀夫以外の審査員でも『楢山節考』を選んだかもしれないが、少なくとも『楢山節考』を大絶賛して第一回中央公論新人賞に選んでくれたのは三島由紀夫大先生に間違いはない。 阿呆が審査員をやればどんな名作でも落選する。あのハリーポッターをはじめ、ありとあらゆるベストセラーがボツを食らっている。逆にハリー

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    • 三島由紀夫「一九七〇年 富士山麓の兵舎より」解説と考察みたいなもの - かるあ学習帳

      『新潮』とかいう雑誌の5月号に、三島由紀夫が川端康成に送った手紙が掲載されていた。三島由紀夫は『豊饒の海』という不可解な小説を書いた後、これまた不可解な理由で切腹自殺したことで知られる文豪である。しかし、今回の『新潮』に載せられた手紙を補助線にすれば、晩年の三島についてある程度説得的な説明が可能だと思う。私はこれから、謎に満ちた三島事件の解説と考察を行う。私の論述がどれだけ有効なのかは、皆さんの判断にお任せします(笑)。 「一九七〇年 富士山麓の兵舎より」 (『新潮』2022年5月号所収) 三島由紀夫 新潮社 三島由紀夫の夢 三島の小説『豊饒の海』は、全四巻からなる「夢と転生の物語」である。第一巻の主人公・松枝清顕は、第二巻で右翼大学生・飯沼勲に転生する。そして勲沼は第三巻でタイの王女・月光姫に転生し、第四巻には月光姫の生まれ変わりだと目される青年・安永透が登場する。三島は繰り返される転生

        三島由紀夫「一九七〇年 富士山麓の兵舎より」解説と考察みたいなもの - かるあ学習帳
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