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満ち潮 英語の検索結果1 - 2 件 / 2件

  • サム・ロイド著《The Memory Wood(邦題:チェス盤の少女)》「記憶の森」で対峙する脅迫的な幻想は、現実の殻を被った童話 - chinorandom

    書籍: チェス盤の少女(著・サム・ロイド / 訳・大友香奈子 / 角川文庫) ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー この物語は、現代のイギリスを舞台とし、架空の誘拐事件を扱ったサスペンス・スリラー小説だ。 目次: 謎めいた冒頭 概要・あらすじ ネタバレあり感想 謎めいた冒頭 どこまでも深く、うす暗い場所。「彼」は生活の大部分をそこで遊び過ごしている。 〈記憶の森〉と呼ばれる場所で。 時には慣れ親しんだ空気のにおいと足に伝わる感触が安心を伝え、またある時は、影にひそむ恐ろしいものの存在を示唆し、心を怯えさせる。 あわせて〈指の骨湖〉とか〈車の町〉だとか、奇妙に幻想的な名前の存在とともにある森は、まるで童話に出てくる場所のようにも、あるいは単に規模の大きなだけの、よくあるイギリス郊外の森林のようにも思える。 たまに視界を横切るのは、動物の死骸をあさるカラスだろうか。 以前、アオガラの巣からひ

      サム・ロイド著《The Memory Wood(邦題:チェス盤の少女)》「記憶の森」で対峙する脅迫的な幻想は、現実の殻を被った童話 - chinorandom
    • ツイッター「小池一夫」とは何者だったのか?【執筆中】|冬月剣太郎『陰仕え 石川紋四郎』(ハヤカワ文庫)|note

      90万人のフォロワー数を誇った小池一夫のツイッターが、ある日、「小池一子」を名乗る女性の手によって突然、削除された。 かつてツイッターを始めた老いたる小池に取材したメディアは口を閉ざしたまま。 帯にフォロワー数を喧伝して小池のツイッター本を売りだした出版社も釈明せず。 ウィキペディアもツイッターには何も触れず…… 正義を失いかけている衰退期の日本社会を象徴するネット事件だった。 今は無きツイッターで、小池一夫のイメージはお茶目で知恵者の好々爺として躍動していた。 実際の小池一夫は、もっと神経質で複雑、時と場合によっては狷介な人物だった。彼の作品に登場する狷介な人物たちのように。 ツイッターを読んでわたしは最初、マンガ原作者として急下降していた彼が別のジャンルで復活を遂げたかと想ったが、読みつづけるうちに違和感を禁じえなくなった。 2019年4月17日、小池一夫の死を友人に知らされたわたしは

        ツイッター「小池一夫」とは何者だったのか?【執筆中】|冬月剣太郎『陰仕え 石川紋四郎』(ハヤカワ文庫)|note
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