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皇帝ペンギン 映画 dvdの検索結果1 - 2 件 / 2件

  • Akosmismus

    0. まえおき 1. 概念メタファーについて 2. 『ヨスガノソラ』における概念メタファー 2-1.「世間は空である」 2-2.「愛は液体である」 3. 洪水型兄妹始祖神話 4. 結論 0. まえおき きょうは『ヨスガノソラ』の春日野穹シナリオについて*1。穹シナリオとはここでは「穹の個別ルートに入る前提で選択肢を選んだばあいの共通パート+穹の個別ルート」を指す。 主張したいことは単純で、穹シナリオにおいてはある概念メタファーを具体化する表現が何度も出てきて、しかもそれらがとても効果的に用いられているということだ。 1. 概念メタファーについて メタファーとはなにかといわれれば 夜は箱庭/あなた方は地の塩である/甘い匂いに誘われたあたしはかぶとむし/精神生活の可能なすべての人間が生まれながらに受け継いでいるのは、狼が吠え、夜のみだらな鳥が啼く、騒然たる森なのだ みたいな文学的な表現が浮かぶ

      Akosmismus
    • 世界の終りの終り――叔父の遺産、南極への旅 - Akosmismus

      以下は Jonathan Franzen "The End of the End of the World" の全訳である。 ジョナサン・フランゼン Jonathan Franzen は現代アメリカ最高の作家のひとりで、代表作である『コレクションズ』をはじめ複数の作品が日本語に翻訳されている。家族の悲劇と現代アメリカの病巣についての骨太(すぎる)作風で人気を博している*1。 そんなフランゼンはプライベートでは無類の鳥類愛好家として知られる。書くエッセイにもよく鳥類の話がでてきて*2、そのせいで読者に「鳥の話が細かすぎる」「いまなんの鳥の話をしているのかわからなくなってしまった」「鳥の話が多すぎる」として批判されることも多い。しかし、そんなかれが鳥の話(かれの得意ジャンルだが読者の得意ジャンルではない)と人生の話(かれの得意ジャンルであり、たいていの読者にとっても得意ジャンル)を交差させて書

        世界の終りの終り――叔父の遺産、南極への旅 - Akosmismus
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