今回紹介する日本酒は磯自慢です。 <磯自慢について> この蔵は小さな蔵にも関わらず、桶売りもせず、大吟醸のお酒も昭和31年から造り続けてきた地元の愛飲者に向けて頑固に造り続けてきた蔵なのです。 <磯自慢酒造の7代目とは> 現代表者である、寺岡洋司さんの父で、元々銀行員であったが焼津信用銀行の創業者である幸右衛門さんに見込まれたことから、寺岡家に婿養子で入った人物です。 <7代目のやった偉業> ・大吟醸を造り続けた 昭和31年というと一般的に大吟醸は飲まれていなかった時代です。そのことからも販売する予定もなかったそうですが、技術の粋ともいうべき大吟醸酒をタンク一本分でも造ることで蔵人たちの誇りや情熱を保つ意味で造り続けたのだとか。 ・糖類添加を一切廃止 甘いお酒が全盛だった昭和60年に、戦後からの常識である、少ない米で酒を造るために水あめなどの糖類や酸味料で味を調えることを全商品でやめました