古代の人々の生活 現在の私たちはカレンダーどおりに規則正しい生活を送っています。土日は学校や会社は休みで、月曜日から金曜日までは仕事に出かける人が多いでしょう。年末にはクリスマスがあり、年始には正月があります。また、学校の授業の時間も午前何時から午後何時までと決まっています。古代ではどうだったのでしょう。古代オリエントのバビロニア地方を見てみましょう。 古代の人はどのように季節や日時を知ったのか 書記の学校の生活 紀元前2000年頃のバビロニアではすでに文学作品が書かれるようになっていて、そこには、読み書きや数学を学ぶ子供たちの“書記の学校”の様子が次のように描かれています。「朝早く僕を起こしてください。遅刻できないのです。遅刻すると先生にムチで叩かれます。」 このように役人(書記)になろうとする少年たちは書記学校へ通っていました。4日学校へ行って1日休みです。1ヵ月30日のうち 24日学