「今年度一杯で、長きに渡る競技生活から引退致します」。萩原麻由子が自身のSNSページで現役生活から退くことを発表した。ロードとTT合わせて10度全日本チャンピオンに輝き、ジロ・ローザ区間優勝、アジア選手権優勝など一時代を築いた選手がジャージを脱ぐ。 2010年の全日本選手権でロード初優勝を射止めた萩原麻由子(当時サイクルベースあさひレーシング) photo:Hideaki.TAKAGI 萩原麻由子が自身のFacebookグループに投稿しのは、3月いっぱいでの引退宣言と周囲への感謝だった。「度重なる困難に遭っても最後まで自分なりに全力尽くせたのは、紛れもなく周囲の沢山の強力なサポートと応援あっての事でした。それら無しには何もなし得ませんでしたし、自転車競技を通し国境を越え、沢山の出会いと導きを得て進んでこれました。そのどれもがかけがえのない経験で、沢山のことを学びました」と、萩原は語っている