タイトルの通りです。長谷川白紙本人がボーカロイド楽曲からの影響を公言しているにもかかわらず、氏の音楽に関する言論にボカロ曲への言及がほとんどないのが不満なので、ここで軽く紹介したいと思います。あくまで筆者が表面的に受け取った印象です。実は全然違うところに本質的な影響を受けていた、というのはよくある話ですので、参考程度にご覧ください。「ブレイクコア / ブレイクビーツ」と「過剰性」(という文脈)の2つに分けます。 ブレイクコア / ブレイクビーツタイガーランペイジ / sasakure.UK 2010年の作品。筆者があくまで表面的に聴く限り一番近しい感覚を持っているボカロP。ニコニコ動画で2020年5月現在、約130万再生という大ヒット曲だ。ジャズとは違うかもしれないが(フュージョン的ではある?)、一時転調の激しいコードとブレイクビーツを用いた変則的なリズム。十分に長谷川の音楽と通ずるものが