寺田寅彦とは? 1952.11.3、文化人切手シリーズ第十七弾として、寺田寅彦切手が発行されました。 熊本の第5高等学校で夏目漱石という最高の恩師に巡り合い、理系であった寺田寅彦が文学の道を志したきっかけとなりました。夏目漱石という存在が、寺田寅彦を「科学者で随筆家」という稀有な存在へと導いたと考えると、感受性豊かな学生時代に受ける教師の影響の大きさが分かりますね。 寺田寅彦は自然科学的な随筆もよく著しており、その随筆を読んで、自然科学や地球物理学を志す人たちも数多くいたようです。 学生時代に夏目漱石より、影響を受け、文学を志した寺田寅彦の随筆が、今度は自然科学や地球物理学を志す人たちを育成するきっかけとなったと考えると人と人との縁の面白さを感じますね。 寺田寅彦は名言も数多く残しており、「天災は忘れたころにやってくる」という言葉も寺田寅彦の発した言葉と言われています。 寺田寅彦の生涯 寺