東京の焼肉の歴史の始まりは、戦後に遡る。 そして現在のタレ焼肉の流行がそうであるように、焼肉のトレンドは、象徴となるお店ができることで動いていく。 というわけで、この70年超の象徴的店舗の誕生とともに、時代毎の焼肉界の傾向を改めておさらい! 1946年~ 現代焼肉の創世期 ・1946年…現代焼肉の元祖、新宿『明月館』、大阪『食道園』がオープン。 ・1952年…銀座に韓国料理店『清香園』オープン ・1958年…松阪肉牛協会が設立。牛肉のブランド化スタート 当時としては高級店だった『清香園』。その店主、張 貞子氏は日本に韓国料理を広めたひとり。店はいまの『うしごろ 銀座店』の場所にあったというから感慨深い。その後、高度経済成長期にかけて、焼肉店が徐々に増えていく。