独自!国交省職員が入省1カ月で自殺 「真実を知りたい」遺族と国交省の〝不誠実な対応〟=ジャーナリスト・鈴木哲夫+サンデー毎日編集部 「遺書」には家族への感謝がつづられていた(画像は一部加工しています) 社会に巣立ったはずの息子が、1カ月で変わり果てた姿になってしまったら…。親であれば真実を知りたくなるのは当然だろう。しかも、その勤め先はパワハラなどを率先して根絶すべき国の機関だった。だが、遺族への対応は…。 〝パワハラ〟めぐって遺族と国交省の確執 「転職したいんだ」 2年前のことだ。2020年春に就職したばかりの息子は、その年の大型連休の4月29日に帰省した際、父親にそう言った。 驚いて理由を聞いた。すると息子は、その性格から親には心配かけまいと、やんわりと笑顔交じりに話し始めた。だが、内容は切羽詰まったものだった。「パワハラまがいのことを受けている。50歳ぐらいの上司から執拗(しつよう)