新海誠監督の「すずめの戸締り」を観に行った。 既に色々な人がレビューしているようだ。 blog.hatenablog.comただ、民族学の切り口はまだ少ないかな?と。 映画の中でも、民俗学的エッセンスが随所に見受けられたからな。 物語とか考察の幅を広げるための権威付け感はあるけど。 ではその流れに乗って、「すずめの戸締まり」における民族学的要素を考えてみるか。 1.常世について 2.後戸ついて 3.宗像一族について 4.祝詞について 5.ダイジンとサダイジンについて 6.「すずめの戸締まり」で氷河期世代は救われない(まとめ) で、話を進めていこう。 ※以下、ネタバレあり。まだ「すずめの戸締り」観てない人は観てからの方がいいかも。 1.常世について まず地震の発生源、ミミズが出てくる常世について。 宗像草太(松村北斗)の台詞に「常夜では全ての時間が同時に存在する」とのこと。 mofumuch