今回の実例は、アイルランドの大統領のコメントから。 今年、2020年は、1945年の第二次世界大戦終結から75周年の節目の年である。「75年の節目」というのが日本語圏では伝わりづらいようだが、西洋*1では「4分の1」をひとつの区切りとするのが習慣になっていて、1世紀(100年)の4分の1、つまり25年区切りで、「大きな節目」とするのが慣例である。 この「4分の1」、つまりクオーター (quarter) は、ビジネス分野での「四半期」や、ハンバーガーの「クオーター・パウンダー」(重さの1パウンド、つまり1ポンドの4分の1、グラムに換算すると115グラムくらいの肉を使ったハンバーガー)、時刻の「15分」("quarter to ten" で「10時15分前」、つまり「9時45分」、"quarter past eleven" で「11時15分」)などとして日常生活の中に溶け込んでいるので、英語圏