動植物国宝切手とは? 日本の戦後復興期を象徴する「産業図案切手」に代わり、昭和25年(1950年)11月1日から約1年にわたって発行された「第一次動植物国宝切手」は、日本の近代郵便制度の創設者の1人であり、「近代郵便制度の父」と言われる前島密の1円切手、菩薩50円切手は普通切手としては初のグラビア印刷が用いられており、80銭多宝塔、14円姫路城、24円平等院鳳凰堂、50円弥勒菩薩像に関しては切手発行と同時に小型シートも発行されています。 グラビア印刷は凸版、凹版、石版などの製造方法に比べて、製造工程が複雑となる為、製造方法が日々発展しており、前期と後期では製造面での差が大きいのが特徴となるようです。 動植物国宝切手シリーズは、戦後、日本の発展期に登場した切手でインフレにより、郵便料金も10円、15円、20円、50円、60円、62円と上昇しており、同じ切手シリーズの中でも時代時代を反映した人