衝撃の死から12年。生前に書き残した歌詞の創作メモや未公開を含む90点もの写真などが収録された、フォトブック「永遠~君と僕との間に~」が10月24日に発売され、その存在に改めて注目が集まっている、ZARDの坂井泉さん。 「負けないで」「揺れる想い」などの大ヒット曲で知られる歌姫の最期は、がんで闘病中だった病院での転落死という、ファンにとって二重にも三重にもショッキングなものだったが、今も多くの関心を呼んでいるのは、やはり「自殺説」や「事故説」が飛び交った、その死の真相についてである。当時の取材メモなどを振り返りながら、真相に迫る。 「坂井さんが、東京・信濃町にある慶応病院の敷地内で、仰向けに横たわっているところを発見されたのは、2007年5月26日。その場所は、入院病棟脇の、非常階段代わりのスロープの下で、坂井さんは、この2階部分の高さから転落し後頭部を叩きつけてしまったのだという。ただ、