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イラストエッセイの検索結果1 - 40 件 / 75件

  • なんとかPay & 今月のアクセス数が1万を超えました & ブログ村イラストエッセイランキングで1位になりました & 三毛猫写真 - ニエのイラスト日記

    ニエです。 Yahoo!ショッピングでもらえるポイントが8月の買い物からTポイントからPayPayに変わってしまいました。 ついでにSoftbank長期利用割引のポイントもTポイントからPayPayに。 か、改悪だ~! スマホ決済は乱立しすぎてて使い方がよくわからないから嫌いなんですよ。 メルペイだけで十分。 あと電車やバスに乗るときのためにSuicaは必要かな。 最近使ってないけど。 メルペイはクレジットカード払いができなくて事前に銀行口座を登録しなければいけないことと、いまのところすべての銀行が登録できるわけではないことが少し不便。 ですが70%ポイントバックのキャンペーンを何度もやってくれたので、すごくお得にメルペイを使った買い物の仕方の練習をさせてくれたのでOK。 それにメルカリはメルペイができる前からよく使っていたので、ポイントも無駄にせずメルカリ内で買い物できたし。 PayPa

      なんとかPay & 今月のアクセス数が1万を超えました & ブログ村イラストエッセイランキングで1位になりました & 三毛猫写真 - ニエのイラスト日記
    • 全国CM主演俳優までの軌跡三~選抜に選ばれる~【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

      読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) 松竹芸能の裏側は毎日投稿しますので、ぜひフォローお願いします。 ―――――――――― 事務所での挨拶を終え、みんなが帰って誰もいなくなったレッスン室に戻ると、選抜に入るにあたってマネージャーから二つ言われたことがあった。 一つは来週の選抜レッスンまでに外郎売(ういろううり)を覚えてくること。もう一つは今選抜で練習しているハムレットの台本を可能な限り覚えてくることだった。我々は「はい!」と威勢のいい返事を残して退出したのだが、出るや否やそのヤバさに二人は大慌てだった。 外郎売とは活舌の練習の金字塔で、アナウンサーや声優、俳優などは避けては通れぬ道だ。『拙者親方と申すは~』から始まる歌舞伎の一節で、二千字弱ある。しかも途中からは『麦、ごみ、むぎ、ごみ、三むぎごみ~』といったように早口言葉のエッセンスも加わるというなかなか

        全国CM主演俳優までの軌跡三~選抜に選ばれる~【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無
      • 貧弱なお尻の悩み解消【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

        読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) 私のお尻のペチャンコ加減は世界トップクラスで、デカケツ至上主義のブラジル人が私のお尻を見れば「ハンッ何この貧弱なお尻? あんたよくそれで町を歩けるわね」「貧弱貧弱ー!」とでも言うに違いない。 違和感を持ち始めたのは小学校の頃だった。学校の椅子に付ける座布団を敷いてもお尻がすぐに痛くなって、授業に集中できなかったのだ。書いている今思ったのだが、私の成績が壊滅的だったのはお尻が薄かったからではないだろうか。 電車に乗ると座席が痛くて、映画館に行くと開始三十分もすれば床ずれのように気持ち悪くなりはじめ、深夜バスに乗ろうもんならどれほど眠くてもお尻が痛すぎていてもたってもいられなくなり、それならこれはどうだと奮発して買った一万八千円ほどの“ベッドと同じコイルスプリングがめちゃくちゃ入っている座椅子”も、安物とはだいぶ違うとは

          貧弱なお尻の悩み解消【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無
        • 怪しい煙の治療法【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

          読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) うちのおかんは、見るからに怪しげな線香をヘンテコな器具に差し込んで焚いた煙を体に当てる『テルミー』という治療方法を狂信している。 その昔、うちのおかんの膝に溜まった水がいろんな病院に行ってもきちんと抜けず、知り合いから伝え聞いたのがこのテルミーなのだが、どうにもこうにも胡散臭い。彼女によると煙を当てるだけで膝の水が抜けて新陳代謝も良くなり、自律神経が整い、消炎、殺菌、鎮痛、解熱、造血などの効果が得られ、さらには肩こりや痺れ、冷え性まで改善されて月経障害や蕁麻疹まで治ると言うのだ。 そんな現代人が求める万能薬のようなものが存在するなどにわかに信じられないではないか。新陳代謝や冷え性など、私が長年困っているものがそんなたかが煙を当てたぐらいで治るはずがない。私はおかんが新手のマルチ商法だかネズミ講にでも引っ掛かっているの

            怪しい煙の治療法【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無
          • 全国CM主演俳優までの軌跡二~レッスンの内容~【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

            読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) 松竹芸能の裏側は毎日投稿しますので、ぜひフォローお願いします。 ―――――――――― 松竹芸能俳優部のレッスンに通い始めた私だが、最初は覚えることがたくさんあって大変だった。 発声と活舌の練習で有名な『アメンボ赤いなあいうえお~』や見たことのないラジオ体操などの基礎トレーニングを最初の三十分ほどで行なうのだが、ここで事務所の誰よりも目立って成果を上げようと企む私の目が光った。雰囲気から察するにどうやらこの準備体操では毎回リーダー役を立候補で決めているようなのだが、誰も手を上げないのだ。 自分達より先に入所している先輩達も『誰もやらないならじゃあ今日は俺やるわ』といった様子で非常に消極的だったため、立候補してもいいのだと気付いた私はそれから毎回リーダーになった。誰かが先に手を上げた時は譲ったが、先を取られた時以外は基本

              全国CM主演俳優までの軌跡二~レッスンの内容~【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無
            • 全国CM主演俳優までの軌跡五~ついにきたCM撮影~【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

              読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) 松竹芸能の裏側は毎日投稿しますので、ぜひフォローお願いします。 ―――――――――― 事務所入所から一年が経った春の日、私がCOACHで納品を片付けて休憩に入ると、数時間前にマネージャーから着信があったことに気が付いた。私が急いでかけ直すと、マネージャーはこう言った。 「あんたに大型案件のオーディションを受けてもらいたい。日程は〇〇だけど、大丈夫?」 『大型案件――!』 私は二つ返事でオーケーし、電話を切ってから仕事のシフトを確認したところガッツリ出勤だったのだが、店に相談して休ませてもらった。店は俳優業が突発的な仕事の入り方をすることをよく理解し、快く応援してくれていたのだ。 当日、私はなるべく爽やかな恰好でオーディション会場に入った。そこには似たような世代の俳優の卵が三、四十人おり、自分はここにいる全員に勝って絶

                全国CM主演俳優までの軌跡五~ついにきたCM撮影~【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無
              • ワーホリ体験記五~窃盗団に出会って三回飛び級する~【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) 語学学校で一番下のクラスに振り分けられた私は、学校が終わると新しく出来た友人達と共に図書館へ行き、悔しさをバネに猛勉強した。放課後に自習なんてしたのは生まれて初めてだった。 ちなみにこの図書館ではじつに様々な出来事に出くわしたので少し紹介したいと思う。 ①コーヒー怖いおじさん トロントにはティムホートンという、コーヒーとドーナツが安いファストフードチェーン店がそこかしこにあり、図書館への持ち込みもなんら問題がないのだが、我々がコーヒーを持ってエレベーターに乗っていると後から乗ろうとしてきたおじさんが体中をわちゃわちゃとさせて「ワオコーヒー! オーマイガージーザスクライスト!」と大声で叫んで猛ダッシュで逃げていった。アレルギーだったのかもしれないが、この世の終わりのような騒ぎ方はあまりに衝撃的だった。 ②共用パソコンで

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                • ワーホリ体験記三~始まった外国での生活~【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                  読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) 実家を出てからおよそ三十時間が経ち、私はようやくホームステイ先の家に辿り着いた。時刻は十九時を回っていて、日本では考えられないような広い道路の左手にその家はあった。インターホンを押すとジリリリリと日本では聞かない音が響き、しばらく待つと中から母親が出迎えてくれた。私は名乗り、これからよろしく頼む旨を暗記した英語で伝えると、ハグをされた。そうだここは英語しか通じず陽気でキリストを信仰する国なのだ。私はさっそく文化の違いを目の当たりにして目がくらんだ。ジーザス・クライスト。 目が覚めると、陽射しがわずかな隙間からこぼれる薄暗い部屋のベッドの上で私は寝転がっていた。靴はベッドの脇に置いてあり、部屋にはカギが掛かっていた。着いてからのことはよく覚えていないが、最低限のことだけして眠りに就いたのだろう。 この日は土曜日で、学校

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                  • 大嫌いな習い事二~習字を習っても字が汚い~【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                    読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) 字が綺麗な人の方が成績がいいとか関係ないとかいろいろ言われているが、私の字は古代遺跡から発掘された石板文字のような難読文字だったので、授業中に取ったメモを読み返す気がまったく起きず、結果通信簿は“他人に見られては絶対にいけない代物”と化してしまっていた。 小学二年の秋、見かねた親はスイミングスクールと並行して、私を家から徒歩三十秒という好立地の書道教室に通わせた。 教室は生徒が最大七名程度座れるお座敷で、奥に先生用の机が置かれており、毎回行くと課題の続きをやっては先生に添削をしてもらうというスタイルだった。 初日におかんと共に挨拶に行くと「では先生、硬筆と毛筆よろしくお願いします」と彼女は言った。私は何のこっちゃ分からぬまま道具を渡され、席に着かされた。 先生は五十代の優しい女性で、丁寧に書道教室について説明してくれ

                      大嫌いな習い事二~習字を習っても字が汚い~【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無
                    • ワーホリ体験記二~現地警察に逮捕される疑惑~【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                      読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) 二〇一三年の十二月六日、私は関空を出発した。独学で二カ月勉強したとはいえ外国人との会話など未知の領域である私は、キャビンアテンダントとの簡単な会話でさえ心の中で何度も暗唱した。ちなみに私がこの旅で一番最初に放った英語はずっと練習していた『Can I have a whole can of coke please?(コーラを缶のままください)』なのだが、私が受け取ったのは紙コップに入ったコーラだった。なぜだ……。 関空からトロントのピアソン国際空港までは直行便だと十五時間ほどで着くのだが、いかんせん私はドケチなので、直行便よりも四万円ほど安いフィリピンとバンクーバーを経由して二十五時間かかるという地獄のようなフライトを選択した。九時間短縮するために四万円も払うのはバカらしいと思っていたが、このフライトで自分のお尻がめち

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                      • ワーホリ体験記六~イケメン変態カナダ人教師~【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                        読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) さて念願のスピーキングクラス“I CAN DO IT(俺なら出来る)”への編入に成功した私だが、このクラスは校内でもかかなり特殊な雰囲気で、誰も近寄ろうとはしない謎多きクラスだということが入った後で分かった。 教師は推定年齢三十三歳のブラッドというハリウッド映画の世界から抜け出してきたかのような超絶イケメンの白人なのだが、この男のクセが強すぎることが異様な雰囲気の元凶だった。 彼の発音は世界一綺麗と言われるカナダ英語そのものなのだが、声がひしゃがれまくっていてめちゃくちゃ聞き取りづらい。さらに数日に一回しかシャワーを浴びないので臭く、服の肩の部分にはブロンドヘアから落ちたフケが白く積もっていた。 「フケが不潔だ風呂に入れ」と女子生徒に言われても「Haha, no problem! Like white snow in

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                        • プロテインですぐ疲れる体の改善【エッセイスト水無】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                          読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) 体育大学付属高校に行っていたくせに私はどうにもこうにも体力なし男で、何かとすぐに疲れていた。 昔からずっと細身で、太ったことはただの一度もなかった。とにかく体を動かして遊ぶのが大好きで、学校の休み時間や放課後、そして休日と、常に友人達と外で遊びまくっていた。加えて学校のクラブ活動では器械体操部や球技部に入り、学外クラブでバレーボールまでしていた。そんな男がなぜ体力なし男になったのだろうか。理由は三十一歳になった時にようやく判明した。 小学校の頃は体力に何の問題もなかった。人より遊び、人より動き、人より力があった。 中学に入ると本格的に部活が始まり、小学校のバレー部にはなかった筋トレがメニューに組み込まれていたため、私の体力はメキメキと上昇していった。加えて登下校には凄まじい角度の急坂を上り下りしなくてはならないため、

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                          • 独学でピアノを始めた結果【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                            読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) 何より音楽が好きだったあの頃、バンド活動では歌うことしか興味を持たなかった私だが、一度だけ楽器に挑戦したことがあった。ファイナルファンタジーⅩのピアノ曲『ザナルカンドにて』を弾きたい。そう思い立った私は本屋で楽譜を買い、ピアノの練習を始めた。 我が家では姉二人が昔ピアノをしていたので、カワイのきちんとしたピアノがリビングに置いてあった。私は昔から猫ふんじゃっただけは得意で「この世で一番速く弾ける」と意味の分からない自信を持っていたので、少し練習すれば弾けるだろうと高を括っていた。 だがいざ楽譜を広げて両手を鍵盤の上に乗せてみたところ、いったいどうしたことなのか。まったく指が動かない。そもそも左右の手で違う動きをするということが出来ないのだ。ならばまず右手だけでもと楽譜を睨みつけて何度か挑戦してみたところ、右手だけなら

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                            • マリファナでラリった友人達【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                              読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) マリファナにはじつにアウトローなイメージが付きまとう。外人さんがマリファナパーティーでラリっていたり、日本ではヒッピーやレゲエのお兄さん方が夜な夜なキメているといったような危ない姿を想像する人がほとんどではないだろうか。 二〇一八年にカナダがマリファナを合法化したが、私がカナダで英語の勉強をしていた二〇一四年はまだ合法ではなかった。 だがそんな解禁前のカナダ・トロントでもマリファナなんて日常茶飯事だった。電車に乗ってりゃ隣の男はマリファナ臭いし、スーパーですれ違った男がマリファナ臭いなんてこともよくあった。形容しがたい匂いなのだが、しいて言うなら『青葉を燃やしている焚火の中でおならをしたような匂い』ではないかと私は思う。一度嗅げばおそらく二度と忘れないような、嗅覚と記憶に刻み込まれる匂いだ。決していい匂いではない。

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                              • 全国CM主演俳優までの軌跡一~入所オーディション~【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                                読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) 映像制作の専門学校に通っているとき、なにをとち狂ったのか私は「自分は撮る側じゃなく出る側になりたい」などと、親に爆撃的な授業料を払ってもらって専門職を志している人間とは思えないことをほざいた。 そして専門学校を出て少し経った頃、私は大阪にある様々な芸能事務所の中から松竹芸能を選んだ。お笑い芸人だけでなく、松竹には俳優部というものがあったのだ。お笑いに強い事務所なのでそういう案件の方が多いのかもしれないが、俳優業に特化した小さな事務所よりも、力の強い事務所の方が結果的に良いのではないかと考えてのことだった。その考えはのちに“全国CМ主演”という良い結果を生み、そして私を引退へと導いた。 松竹芸能は“月謝を払ってレッスンを受ける”というよくあるスタイルで、コンスタントに仕事を取ってこられるようになればレッスン卒業となる。

                                  全国CM主演俳優までの軌跡一~入所オーディション~【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無
                                • 全国CM主演俳優までの軌跡四~クロちゃんとロケ~ - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                                  読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) 松竹芸能の裏側は毎日投稿しますので、ぜひフォローお願いします。 ―――――――――― ライバルのラキオが初めて貰った仕事はワイドショーの一コーナーで品物を紹介する役で、放送にはきちんと名前のテロップが付けられていた。私はその放送を見て『絶対に負けていられない』と闘志を燃やした。 私はそれまで以上に選抜クラスでの芝居に打ち込んだ。講師から貰った意見をしっかり取り入れ、さらに台本を読み込んで情景や心理の描写を自分の解釈で落とし込む。私は芝居に一心不乱に打ち込んだ。 そうしてレッスンをこなしていると、その努力が評価されたのか、ついに私にも仕事の依頼が入った。それは『稲川淳二の投稿怪談二〇一一』というホラー番組の再現ロケだった。 オーディションを経て実力で勝ち取った仕事ではなかったが、事務所が仕事を回してくれたという事実は私

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                                  • 日本で四軒、カナダで三軒住んで分かったこと【イラストエッセイスト水無】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                                    読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) 私はこれまで日本で四軒、カナダで三軒の家に住んだ。大阪の一軒家で産まれ、大阪のマンションで一人暮らし、カナダでホームステイ、カナダのシェアハウスを二軒、神奈川のマンション、東京のマンション。実際住むまでは分からなかったことをそれぞれ書いていこうと思う。 私は大阪府阪南市の海抜七十メートルもの高さにある住宅地で育った。近所付き合いを嫌う人も少なくないが、幼馴染に恵まれた私は長く良好な近所付き合いには賛成である。もちろん関わらない方がいい人間もこの世にはたくさんいるので、人を見る目や付き合い方は勉強しなくてはいけないし、地域によってはある自治会を煩わしいと思う人も昨今少なくない。それでも生活音を気にしたり、その土地の一国一城の主となれる一軒家の快適さというものはそれらを補って余りあると私は思う。 初めて一人暮らしをしたの

                                      日本で四軒、カナダで三軒住んで分かったこと【イラストエッセイスト水無】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無
                                    • 全国CM主演俳優までの軌跡六~引退を決意~【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                                      www.youtube.com 読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) 二〇一一年の九月頃から全国でCMが放送された。CMは日中、ゴールデン、深夜と凄まじい勢いで放送され、親しい友人はもちろん、親戚や小学校の頃の友人なども「見たよ! 凄いね!」と祝福してくれた。 そうして順調に進んでいるかと思われた私の俳優生活だったが、その後一年半ほどはほとんど仕事を貰えなかった。私は事務所からの案件を待つだけではダメだと、事務所に許可を得て大阪だけでなく東京で撮影の雑誌のモデルや映像のオーディションなどに積極的に参加したが、結果実を結ばなかった。 ライバルだったラキオも退所し、さらに舞台俳優でなくテレビに出たいなら大阪で活動していても道はかなり狭いということを業界関係者数名から直接聞き、私は人生を左右する決断をする必要があった。このまま大阪で芽が出るのをじっと待つか、東

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                                      • インスタ発。子育て本5選!いやされるイラストエッセイ | 子育ての不安や育児のイライラを解消♪ママにスッキリ情報!

                                        子育て本を育児につかっているパパママは多いと思います。 ですが、情報量の多さに疲れを感じることもあるのではないでしょうか。 子育て本の情報に左右されるあまり、子どもとの時間を楽しめなくなってしまうこともあると思います。 ここではそんなパパママの負担を減らすべく、ゆるい子育て本についてご紹介したいと思います。 最近ではインスタグラムなどを通して、それぞれの子育て状況を漫画などにして発信しているパパママが多くいます。 そんなインスタ発の子育て本のおすすめを紹介していきたいと思います。 インスタ発!イラストエッセイ5選 つむぱぱ『きみはぱぱがすき?』 この本はつむぱぱが、成長していく子どもと奥さんにあてたイラストエッセイ本です。 「仕事ばかりでぜんぜん子どもと関われていない」 「今のたいせつな時期を一緒にいたい」 このように仕事と育児におわれ、どちらをとるか悩んでいるパパママもいると思います。

                                          インスタ発。子育て本5選!いやされるイラストエッセイ | 子育ての不安や育児のイライラを解消♪ママにスッキリ情報!
                                        • VTuberを仕事で作った話【イラストエッセイスト水無】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                                          読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) 前回『気付けば1,000万再生のYouTuberにされていた話』というエッセイを書いたが、今回もYouTubeについて書こうと思う。 わりと前の話だが、会社勤めで映像制作をしている私の元に一件の依頼が舞い込んできた。それはとある有名企業からで「VTuber(バーチャルユーチューバー)事業に手を出したいので協力してほしい」というものだった。会社は何を思ったのか担当を私に指名したので、私は「VTuberが好きな他の人の方がいいんじゃないか」と訴えたが「いやいやこれはあなたみたいなキモオタじゃないと務まらないから(ほぼ原文ママ)」などとクソほど失礼なことを言って私を担当者に仕立て上げた。こうして何の知識もない私はVTuberの世界へと足を踏み入れたのだった。 私の会社はVTuber関連の技術はゼロだったので、私がやるべきこ

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                                          • 5.1CHサラウンドを求めて【イラストエッセイスト水無】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                                            読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) 4.5帖の部屋に55インチのテレビと5.1CHホームシアター。それが私の小城である。 以前イヤホンのエッセイを書いたが、今回は5.1CHについて書こうと思う。イヤホンの時も言ったが、私は高額の機器を買い揃えるオーディオマニアではないのでそのつもりで読んでいただきたい。 そもそも5.1CHとは何ぞやという話だが、スピーカー五個と重低音専用機のサブウーファーなるものから構成されるオーディオシステムのことだ。スピーカーを前方の左右と中央で計三個、後方の左右に計二個配置する。すると映画やゲームなどの音が立体的に作られた作品を観た場合、後方で爆発したシーンでは本当に後方から聞こえ、耳元で囁かれるシーンだと本当に耳元で聞こえたかのような錯覚を引き起こしてくれる、オタクにとって絶対必須の環境のことだ。 私は特段オーディオに興味があ

                                              5.1CHサラウンドを求めて【イラストエッセイスト水無】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無
                                            • 真夏の恐怖!サイパンでサメのトラウマを【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                                              読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) 私の人生初海外旅行は、小学六年の春休みに連れて行ってもらった五家族合同サイパン旅行だった。 我が家は隣近所と非常に仲がよく、子ども達の歳も近かったことから、同行した幼馴染四人は家族同様だった。 我々の住む阪南市は海に隣接しており、車で十分も行けば海水浴場もあるため海自体はなんら珍しくなかったのだが、サイパンの海の透明度はそんな海の町に住む我々ですら虜にされてしまうほど素晴らしかった。我々は見たことのない綺麗な海と初めての外国に降り立った興奮とで連日海に潜り、魚にエサをやったりシュノーケリングをしたりと、サイパンの海を満喫した。英語が堪能なおばちゃんが全てやってくれたので、我々がへんてこりんな英語を操る必要などなかった。 そんな楽しい旅行も日程の半分が過ぎ、とうとう私は最大級のトラウマを二つも同時に植えつけられる日を迎

                                                真夏の恐怖!サイパンでサメのトラウマを【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無
                                              • ワーホリ体験記七~レベル五のオーロラ爆発~【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                                                読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) 絶景と言えばオーロラ、カナダと言えばオーロラである。幸運なことに二〇一四年は十一年に一度のオーロラの当たり年と言われており、私はブラッドの過酷な授業を一週間休み、オーロラを見に行くことにした。日本人と台湾人に声を掛け、八人の大所帯となった。 トロント発の候補地としてはアイスランドやカナダのホワイトホースなどもあったのだが、多少の金額をケチって「観れませんでした」ではシャレにならないので、我々は多少遠いもののオーロラベルト(オーロラを観測しやすいエリア)直下という最高条件のカナダ・イエローナイフを選んだ。三泊四日であればよほど運が悪くない限り見られるとのことだったので、ぜひ極光とも呼ばれる絶景を目に焼き付けようと我々の鼻息はかなり荒かった。 一番安い旅行会社を選んで予約しようとしたのだが、そこはクレジットカードしか使え

                                                  ワーホリ体験記七~レベル五のオーロラ爆発~【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無
                                                • ワーホリ体験記八~恐怖の神隠しバスに遭う~【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                                                  読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) 心霊現象など気の迷いであり、弱気な心が作り出す幻にすぎないと、私はそう思って生きてきた。そう、あの日までは……。 もういくらかすれば陽が沈んで町が暗くなり始めるだろうという時間に、私は台湾人の友人宅を訪れるため、ロイヤルヨークの駅で電車を降りるとバス停へと向かった。 たいていのバスはこの時間になると帰宅する人々がチラホラといるのだが、この日はバス停には誰もおらず、ほどなくしてやって来たバスも私だけを乗せて走り出した。 バスを独占している今ならと、一番後ろの席に座った私はカナダ人がたまにやっているように、ケータイから音楽を流して楽しんでいた。運転手に聞こえない程度のボリュームに絞っていたのは私が陽気な外国人ではなく、根っからの日本人だからだ。 彼の家を訊ねるのは初めてで、私は“ミミコストリート”という変わった名前の停留

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                                                  • 【見る留学】ワーホリ体験記一~独学で英語を勉強する~【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                                                    読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) カナダワーホリの話を毎日投稿中! ぜひフォローお願いします。 私は二十五歳の時、バンドのボーカルとして英語の発音を向上させるために(ためだけにと言った方が正しいかもしれない)、ワーキングホリデービザで単身カナダへ渡ることにした。 仕事を退職してから出発まで二カ月の猶予があったので、その間実家に引きこもって英語の勉強をすることにしたのだが、当時の私の英語力の低さはそんじょそこらの人には引けを取らないレベルだった。 まずdidとdoesとisの違いがよく分からず「doesってdidのオシャレ版?」などと意味不明なことをほざいていたほどだ。そう、私は中高と学校の勉強を全然、まったく、一ミリもしていなかったため、偏差値が片手で数えられるほどしかなかったのだ。 幸い中一から英語の曲ばかり聴いていたのでカッコいい英単語だけは詳し

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                                                    • メルカリで売れたありえない物【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                                                      読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) 私はおそらくフリマアプリのメルカリでかれこれ三十万円は物を売っている。最初のうちは『もう絶対に着ない服を見つけたら出品する』という程度でしか使っていなかったのだが、これが意外とお金になることが分かり、そのスタンスは徐々に『不用品を探し回っては出品する』というものへとシフトしていった。 だが不用品の出品という稼ぎ方には限界がある。売る物が無くなるのだ。小銭欲しさに必要な物を売るようになってしまっては本末転倒なので、私はやがて売るに値しないゴミを出品してみてはどうかと思うに至った。 私は元来かなりのコレクター気質があるので、昔使っていた財布やキーケースはご丁寧に全て取ってあった。だが改めて見るとレザーはズタボロ、手垢や金属の擦れで真っ黒になっているものばかりで「これは商品じゃなくゴミだな……」と諦めかけたのだが、ものは試

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                                                      • ワーホリ体験記十~無理難題な英訳をさせられる~【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                                                        読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) カナダでの留学を経た私は、大した英語力もないくせにかなり調子に乗っていた。一年前と違って今なら外国人とだって話せるんだという自己過大評価が、この後自分を苦しめることになるとは夢にも思っていなかった。 大阪から神奈川に引っ越した私は、とりあえずの食い扶持として派遣会社に登録し、元々やっていたこともあって映像制作の会社に派遣された。そこは誰もが知る大企業で、応募条件が『英語がちょっと話せて映像制作や画像編集をある程度一人で出来る方』というもので、派遣会社はこの募集要項を見て「こんな鉄人いるかよ」と諦めようとしたが、私が登録していることを思い出して「シメシメちょうどいい鴨が舞い込んできやがった」と私に目を付けた。 ちなみにこの派遣会社の事で少し書くと、私がその大企業に派遣されたのは登録して一カ月後のことで、登録後すぐは派遣

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                                                        • 担任「この子は人の道を踏み外します」【地獄のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                                                          読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) お恥ずかしいことに、私は子どもの頃とんでもない暴君だった。それも学校に一人や二人はいるような“暴れん坊”ではなく、ちょっとやそっとのレベルじゃない大魔王のような暴れっぷりだった。 魔王の片鱗が見え隠れし始めたのは幼稚園の頃だった。私は当時仲の良かった友人が一人遊びしていた遊具を「オラ~これよこせ~」と奪い取り、そのショックで翌日彼を休ませてしまった。 彼の親から欠席の理由を受けた幼稚園の先生は連絡ノートで私の親に詳細を伝え、私はどうしてそんな事をしたのかと問い詰められた。だが私は「へへ~僕が使いたかったから!」と笑顔で答え、何を怒られているのかよく分かっていなかった。 小学校に入ると可愛らしさが抜けて魔力だけが伸び、私は魔王になりつつあった。気に入らなければぶん殴り、教師には盾突きまくった。おかげで私はクラスの一部か

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                                                          • 娘のうんこについて【エッセイスト水無】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                                                            読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) 汚い話で申し訳なのだが、今回はうんこについて書きたいと思う。 私の娘は現在七カ月なのだが、当然うんこをする。彼女は何の前触れもなくうんこをするし、うんこをしてもそれが当然の所業であるかのような表情で私を見る。当然だ、彼女はまだ赤ちゃんなのだから。 しかし問題は彼女が当然のような顔でうんこをすることではなく、それを処理する側にある。私はつり革や手すりに触れないと言ったような重度の潔癖症ではないが、いくらかそういったきらいがある。ドアはなるべく人が触ってなさそうなところを押すし、知らない人と握手をするのは気になる。昔、飼っていた犬の散歩中にビニール袋をひっくり返してうんこを拾うのが嫌で嫌で仕方なく、いつも目を逸らしてえずきながら拾っていた。 そんな私が、娘のうんこに触れるわけがない。いくら可愛い娘のものとはいえ、うんこは

                                                              娘のうんこについて【エッセイスト水無】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無
                                                            • 熱中症対策で個人的に最強のアイテム【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                                                              読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) 熱中症対策で私が使って良かった物シリーズで、昨日は帽子を紹介したが、今回はスプレーについて書きたいと思う。 百聞は一見にしかず。私が言いたいのはこれである。 熱中対策 シャツクール フローラルソープ(280ml) posted with カエレバ 楽天市場で見る Amazonで見る Yahooショッピングで見る これは何かと言うと、出掛ける前に服にシュッとひと吹きすると、ひんやりクールで汗をかいてもジトっとせずにむしろ冷たくて気持ちいいまである革命児なのだ。 私は出掛ける前にこのスプレーをTシャツの裏表と脇の下、ズボンの裏表、さらには帽子の内部にシュッシュと吹きかける。そして忘れがちだが決して忘れてはいけないのが靴下だ。地面の温度は六十度を超えることもあるため、我々の顔面よりも靴さんはもっと熱いのだ。なので蒸れて気持

                                                                熱中症対策で個人的に最強のアイテム【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無
                                                              • サザエさんガチ勢の私【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                                                                読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) 突然かもしれないが、私はサザエさんガチ勢だ。ハチャメチャな生き方をしていて周りから“サザエさん”と呼ばれていたうちのおばばが親近感からか漫画を全巻持っていたので、物心ついた頃からずっとサザエさんの漫画と共に過ごしてきた。 放送だって毎週録画して妻と一緒に見ている。妻の部屋にはサザエさんのグッズが大量にあり、彼女の実家も全員サザエさんが好きだ。義父も放送を見ているし、義母はその昔妻を連れて東京の桜新町にある長谷川町子美術館に何度か行っていたと言った具合に一家総出で好きな様子だ。ひょっとすると我々夫婦最大の共通趣味はサザエさんかもしれない。サザエさんのお導きがあって結婚した可能性すら出てくる。 私が初めて長谷川町子美術館を訪れたのは、妻と交際中のことだ。私が連れて行けとせがんだところ「私も久しぶりに行きたかった」と言った

                                                                  サザエさんガチ勢の私【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無
                                                                • 月額三十円のお小遣い【エッセイスト水無】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                                                                  読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) 初めてのお小遣いは、月に三十円だった。 小学三年の時、近所のガチャポンを回したくて気が狂いそうになった私は、おかんにお小遣いをねだった。翌日、夫婦で相談をしたのか小遣いの承認が下り、一ヶ月分のお小遣い三十円を貰った。初めてお年玉以外でお金を貰った私は大喜びでサルのように跳ね回り、さっそくヤマザキパンの前にあるドラゴンボールのガチャポンを回しに出かけた。しかしどうしたことか、十円玉を入れてもそのガチャポンは回らなかった。 「ぬ?」 おかんから貰ったばかりのお金が壊れているはずがない。私はガチャポンが故障しているのだと思い、ヤマザキパンのおばちゃんにその旨を伝えた。するとおばちゃんの口から出てきたのはあまりに無慈悲な言葉だった。 「それ一回百円やから、お金足りへんねぇ」 ガーンという効果音が頭の中でこだまする。金額の大小

                                                                    月額三十円のお小遣い【エッセイスト水無】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無
                                                                  • 電車でHな漫画に目覚めるおじさん【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                                                                    読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) 私の地元、大阪の南海電車という私鉄は色々と有名である。日本最古の私鉄であること、料金がバカ高いこと、そしてこれは私の周りでよく言われているのだが、変な人が多いことだ。 夜、ガラガラの車内で酔っ払いのおっちゃんが突然座席から崩れ落ちて地面に倒れたかと思うと大量のゲロを吐き、おもむろに起き上がってゾンビみたいにふらふらと周囲を彷徨い始めた時は「ああ、バイオハザードってこうやって始まるんだな」と思った。話のネタが出来たとほくそ笑みつつも、汚いものが大嫌いな私は隣の車両へと逃げ移った。 汚い話ばかりで申し訳ないが、私は人が脱糞する瞬間を見たことがある。これもまた夜のガラガラの車両で、これまた酔っ払いのおっちゃんが無意識でつり革に掴まって身体を前後にガコンガコンさせていると、突然ブリブリブリ! と豪快にズボンを真っ茶色に染めた

                                                                      電車でHな漫画に目覚めるおじさん【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無
                                                                    • ワーホリ体験記四~通用しない日本人の常識~【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                                                                      読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) トロントの中心地にある『コーナーストーン・アカデミックカレッジ』の門を叩いた私は、案内に従ってカフェスペースで待機していると、校長のよく分からない話の後にクラス振り分けの筆記試験が始まった。二カ月勉強したとはいえ所詮は独学。中学の試験と違って問題文も全て英語なので、まず何を問われているのかさえ分からない問題がほとんどだった。 「終わった……」 開始から三十分後に私はそう呟いたが、もちろん回答を全て書き終えたという意味ではない。いわゆる『水無くん終了のお知らせ』だ。笑えるくらい書けなかったのだ。私がこの世の終わりだと絶望していると、案内の教師が死体蹴りのようなことを英語で言い出した。 「これからマンツーマンで面談すっから」 なんとなくそんなことが聞こえたような気がしてオロオロしていると、後ろの方で日本語が聞こえてきた。

                                                                        ワーホリ体験記四~通用しない日本人の常識~【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無
                                                                      • ワーホリ体験記九~卒業と仕事、そして帰国~【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                                                                        読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) カナダでの生活が始まって三カ月目のある日、日本の友人達と急に「サーモン丼が食べたい!」となったので、近所のスーパーでサーモンを買った。 『海外のスーパーで生魚を買って食べるな』と言われているのは重々知っていたが、我々は鮮魚コーナーのおっちゃんに「サーモンを生で食べたい」と相談したところ「ワオさすがジャパニーズ! 任せろ奥からとびきり鮮度のいいやつを持って来てやるぜ!」と言ってくれたので安心してサーモンアボカド丼を作って食べたのだが、見事に私だけが食中毒になった。 私は激痛の腹を抱えてようやくの思いで病院に行き、海外保険を使うので領収証をくれと伝えて受診した。だが病院というのはまた難しいもので、普段使わない言葉が飛び交いまくるのだ。私は医者が何を言っているのかよく分からなかったので「とにかくサーモンを生で食べてから腹が

                                                                          ワーホリ体験記九~卒業と仕事、そして帰国~【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無
                                                                        • 東京はライダーの地獄【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                                                                          読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) 車社会の地域で生まれ育った私にとって、友人と遊びに行くと言えば車やバイクだ。電車移動だとイマイチ盛り上がらないが、車やバイクで出かけると軽く数倍は楽しい。それはおそらく『自分達で移動している』『車は自分達だけの空間』という感覚があるからだと思う。 だが東京生まれ東京育ちで、自分を含め友人の誰一人として何の運転免許も持っていない私の妻は、この感覚がよく分からないらしい。遊びに行くと言えば電車で、そこに疑念の余地はないと言う。むしろ先ほど聞いた話によると『電車に乗って出掛けるという感覚がない。出掛ける=電車に乗る。つまり呼吸と同じ』などという若干ヤバめなことまで言っていた。 だが東京(あるいは都会)というのはそういう場所だ。車やバイクどころか免許がなくても困ることがほとんどない。 ところがどっこい私は東京人ではなく大阪人

                                                                            東京はライダーの地獄【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無
                                                                          • 買って感動したキッチン雑貨【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                                                                            読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) 前回『最近買って感動した物』というエッセイを書いたが、今回はキッチン雑貨に絞って私の感動を共有したいと思う。 ①ダイソーの米とぎは私の米とぎ人生に革命をもたらした。冬場に手を氷のように冷たくしながら米をといでいたのがバカらしく思えるほど便利な品だ。ダイソーで買った物の中ではおそらく一番感動したのではないだろうか。先端の白い部分で米をとぎ、細かい線の入った部分を当てて水を切る。これを使うと下の方に残ったとぎ汁までしっかり切れるため、洗う回数も少なくなる。 買ってきて初めてこれを使った時は「料理界の革命だ! 三種の神器だ!」などと我が家では大騒ぎだったが、そこまで大喜びする人間がいるとは発明した方も思ってはいなかっただろう。 ②育休中の今、深夜は子どもの世話を任せきりにしているので、朝預かって昼に妻が起きたら毎日私がトー

                                                                              買って感動したキッチン雑貨【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無
                                                                            • がんの兆候?血便で激怒した話【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                                                                              読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) みなさんは血便という一見恥ずかしい、人様には絶対言えない名前の症状を体験したことがあるだろうか。 あれは私が今の会社に入ってようやくひと月が経ち、二十七歳になったばかりのある日のことだった。 気付けばトイレの血が真っ赤になっていたのだ。特に痛みや違和感はなく、私は「まさか隠れ痔なんじゃ……」と嫌な予感を覚えながらもあまり気にせず過ごしていた。それからおよそ二週間後、またしても便器が血に染まった。相変わらず身体に違和感はない。私は実家のライングループで「誰か痔になったことのある人はいないか」と相談したが誰もおらず、そのことで「あんた痔なん?笑」と言われたので全力で否定し、ただ血が出ただけだと伝えたところすぐにおかんから電話がかかってきて「あんた! 血便は大病の予兆かもしれんから今すぐ病院行き!」と言われた。だが時刻は二

                                                                                がんの兆候?血便で激怒した話【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無
                                                                              • 騙されてワイヤレスイヤホンを買った話【イラストエッセイスト水無】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                                                                                読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) 「イヤホンを充電するなんて面倒くさいの極みやろ。私にゃ無理! 有線最高!」 ずっとそう思っていた私がワイヤレスイヤホンを勧められて買うに至った経緯を最初から書いていこうと思う。はじめに断っておくが、私は高額の機器を買い揃えるオーディオマニアではない。 私の人生はイヤホンと共にあったと言っても過言ではない。中学の一年で音楽に魅了されて以来、私はMDコンポとMDウォークマン、そしてイヤホンが無くては生きていけない身体になっていた。 初めて買ったイヤホンはダイソーの物だった。人生で初めてイヤホンを装着した私は「耳に直接音が流れてくる!」とたいそう感動したが、使い始めてひと月ほどで「普段コンポで聞こえている楽器の音がこの安いイヤホンだと一部聞こえない」と不満を口にするようになり、早々に買い替えを決意した。 しかし千円二千円と

                                                                                  騙されてワイヤレスイヤホンを買った話【イラストエッセイスト水無】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無
                                                                                • ゲームにハマりすぎた私が得たもの【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無

                                                                                  読み終わった後はぜひブックマークボタンを押して応援お願いします(‘∀‘) セーブが出来ないからと学校をサボり、全財産の全てをゲーム代に費やした時期もあった私が、大人になって気付いたことがあった。 私が幼稚園に入った頃、我が家に初代ファミコンがやってきた。姉が誕生日だかクリスマスだかに買ってもらったようで、マリオやスパイアンドスパイ、ツインビーなどをやらせてもらった。 そして小学三年のクリスマスプレゼントで私はスーファミを買ってもらったのだが、これが私の人生を大きく変える転機となった。正確には転機というより堕落への一歩とでも言った方が近いだろう。 私はファイナルファンタジーやら餓狼伝説やらにたいそうハマり、寝ても覚めてもゲームのことしか考えられない子どもになってしまった。今でいうゲーム依存症である。 そして小五の時、あまりに度が過ぎた私の生活程度を見かねたおかんによってゲーム機を全て没収され

                                                                                    ゲームにハマりすぎた私が得たもの【水無のイラストエッセイ】 - 地獄の画家卍イラストエッセイ水無