ジャイアントお嬢様 肉村Q 財閥のお嬢様・富士動機子(ふじどうおりこ)は、4才のプレゼントに貰った「街」を立派に成長させていました。 そんな街にある日、巨大な敵が襲来! 大切な街のピンチに慌てるお嬢様ですが、執事セバスチャンが真顔で巨大化ドリンクを手渡し………!?!?!? 街も体も愛情も、でっかいものほど愛おしい! お嬢様でっかくなるだけコメディ!!
『長い別れ』レイモンド・チャンドラー 田口俊樹/訳 ★ 東京創元社[創元推理文庫] 2022.6.15読了 去年村上春樹さん訳『ロング・グッドバイ』を読んだばかりなのに。過去に清水俊二さん訳『長いお別れ』も読んだことがあるから、この作品を読むのは訳者を変えて3回目となる。もともと海外文学を訳者を変えて読み比べるのは好きなのだが、それも元の作品が素晴らしく再読したいと思えるからこそ。 妙に印象に残る場面がある。一つは作家ロジャー・ロイドを探すため、マーロウが「V」で始まる名前を持つ3人の医者のところへ行くシーン。結局1人を除き本筋には関係ないのだが、チャンドラーさんの人間観察と細かな描写がその人物への興味を掻き立てる。端役に至るまで抜け目なく人物像を書き上げている。 もう一つ、大富豪ハーラン・ポッターの語りがおもしろく感じた。政治、経済、マスコミ批判から始まり、大きく言えば文明への恨みつらみ
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