グリーフケアとかスピリチュアルケアとか聞いたところで、現に今、自分は病気とは無縁で元気に生きてるし、両親も幸いまだまだ健在の様子だし、配偶者だって憎たらしいほどピンシャンしてるから(笑)、力説されたところであまりピンと来ない・・と言う方は正直多いかと思います。こんな記事を書いているわたしでさえ、昨年愛犬を介護・看取るまでは、「死」や「悲嘆」はいつかは訪れたとしても、”明日”ではないだろうという根拠なき自信がありましたから。 でも昨年から引き続くコロナ禍の影響で、この”明日”を無条件に確信する土台が、ひとりひとりの無意識の中で激しく揺らいだことは否めないと思っています。具合が悪くなった時にはいつでも当たり前のように入院できると信じていた病院なのに、「医療がひっ迫しているから・病床が不足しているから」と言う理由で、これまた当たり前のように入院を断わられる・・・そんな時代に私たちはいま、生きてい