国際勝共連合が創設されたのは1968年のこと。 1967年に笹川良一氏が本栖湖畔の施設に文鮮明氏、児玉誉士夫氏の代理人、日本統一協会初代会長を招き、「アジア反共連盟」の結成準備を話し合った。 しかし、日本の右翼陣営の不一致によりこれは実現しなかった。 その後、本栖湖会談の精神を受けつぎ、1968年に「国際勝共連合」が創設された。 創設した主体は旧統一協会。 旧統一協会は1954年に韓国で世界基督教統一神霊協会として創設された。 日本で宗教法人の認可を受けたのは1964年。 当初の本部は渋谷区南平台の岸信介氏宅隣接地に置かれた。 1968年の国際勝共連合創設に際しては岸信介氏が後ろ盾になったと見られる。 岸信介氏、笹川良一氏、児玉誉士夫氏には強いつながりがある。 3名は揃って1948年12月24日に釈放されたA級戦犯容疑者である。 前日の12月23日にA級戦犯7名に対する絞首刑が執行された。