【補欠選挙の悲劇編】 結衣さんと灯くんが 隣町のジムに通っていた10年以上前のお話。 引っ越したお友達が10回無料券を くださったらしく、喜んで通っていたそうです。 とある日、ジムの駐車場で ばったり男性と会ってしまった 結衣さんと灯くん。 その男性は満面の笑顔で、 握手を求めてきたそう…(めっちゃ怖いやん) 「わたくし、この度、 町議会補欠選挙に立候補いたしました○○△△です。 どうぞご支援をよろしくお願いしますっ」 彼は選挙用の白い手袋をしておらず、 素手で握手を求めてきたそうです。 結衣さんの推理によると、 どうやら彼は街頭演説が終わり 帰路に着くところだったのではないか、と。 しかもここは結衣さんの隣町。 町議会選挙の選挙権なんて 結衣さんにはありゃしないのです。 素手で、 お願いされたって選挙権もない… 断ればいいのに、結衣さんときたら! 「あ…、あの。頑張ってくださいぃ…」と