2020年 12月15日 09:13 PCR検査は犯罪捜査にも使われている?! PCR検査は1983年に考え出されました。当時は非常に煩雑で、手順も多く簡単にできる検査ではなく、様々な改良を経て現在では感染症等の病原体を特定するための検査や、特定の遺伝子変異が見られる疾患の臨床診断などに使われています。 犯罪捜査の犯人の特定や親子関係の判定に使われているのもPCR検査です。いろいろな分野で活用されていますが、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、特によく耳にすることになりました。 なぜ鼻や唾液から検体採取するの? PCRとはポリメラーゼ連鎖反応の略称です。詳細は省きますが、検体は鼻からスワブ(長い綿棒のようなもの)を入れ、鼻の奥をぬぐって採取します。発症後どの時点でも、また無症状の方でも有用です。 一方、唾液検体は発症から9日以内か無症状の方のみに用います。新型コロナウイルスは上気道(鼻腔