以前、あれはいつだったか、高校生の時だったか、ちょっと忘れてしまいましたけどね、「ライ麦畑でつかまえて」を読んでみたんですよ。その時思春期だったし。思春期の人が読むにはお勧めだろうって色んなところで言われてたので。 で、まぁ、読んでみたんですけどね、これが風呂上がり…あぁ失礼…サッパリわからなくてですねー。 で、それから何年か経って、何年くらいですかねぇ、十数年じゃ足りないかもですね、数十年かもしれないですね、それくらい経って、どういう経緯かは忘れましたが、同じJ・D・サリンジャーの「ナイン・ストーリーズ」の文庫本を本屋さんで手に取りまして。 そしたら、これが面白い! 一遍30ページくらいの、短編としても短めの作品集なんですけどね、これは非常に面白く読めました。 サリンジャー、と言ったら大抵の人は「ライ麦畑でつかまえて」だとはもちろん思います。でも、個人的にはこの「ナイン・ストーリーズ」を