日本電産の永守重信会長は21日、薄型パソコンなどに使われる超薄型・超小型ファンモーターの令和2年4~6月期の出荷台数が、四半期ベースでは過去最高の500万台以上に達したことを明らかにした。新型コロナウイルスの感染対策で普及したテレワークによる需要増に応えた。 日本電産の永守重信会長は21日、薄型パソコンなどに使われる超薄型・超小型ファンモーターの令和2年4~6月期の出荷台数が、四半期ベースでは過去最高の500万台以上に達したことを明らかにした。新型コロナウイルスの感染対策で普及したテレワークによる需要増に応えた。 永守氏は同日、オンラインで開催した令和2年4~6月期連結決算の説明会で「5G(第5世代移動通信システム)に関係するモーターやファンが好調に推移した」と述べ、「外部環境が悪くても、(需要をうまくとらえて独自の製品を提供するという)風を起こしてたこを揚げる戦い方ができている」と話した