はじめに 今回は風景写真撮影を楽しむ上で知っておくと役に立つ基本的な撮影テクニックの一つである、露出ブラケット撮影の撮影方法と撮影後のRAW現像処理の方法を紹介したいと思います。 輝度差の大きいシーンでの撮影 風景撮影といっても、シーンによってその撮影方法はさまざまですが、特に太陽を逆光で捉えるような輝度差が大きいシーンでは、ダイナミックレンジが広いフルサイズや中判のカメラを使っていたとしても、そのままでは1枚で捉えきれない場合があります。 こちらは雪原での枯れ木と夕日を撮影した作例です。 ■撮影機材:FUJIFILM GFX100S + GF45-100mmF4 R LM OIS WR ■撮影環境:マニュアル露出(露出ブラケット撮影)・52.9mm・F18・ISO100・1/200秒 こういった輝度差が大きなシーンでも白飛びや黒潰れを極力抑えながら、自然に見たまま風景を撮影するための撮影