【読み放題対象】福祉の臨界点 ~ひとりの障害者が労働するために、ひとりの健常者がつきっきりで介護(労働)する意味を考えてみた~ ※れいわ新選組(以下、レシン)の主張から考えたシリーズ第二弾となります。第一弾はこちら レシンの特定枠で当選した二人の国会議員が、まず国会に行くまでにおきた騒動は、「福祉はなんでもありなのか?」を明確に考えなければ解決できない問題ではないか。私にはそう思えた。ところが、今回の問題は、レシンの国会議員の戦い方の賛否に始終し、「なぜ障害者が外に働きに出て、その間に公的な訪問介護サービスが適応されてはいけないのか」について殆ど論じられてこなかった。 それについて考える。 論点整理まずレシンの国会議員は、何を要求し、何が問題になっているのか?あまりに大量の論点がでているため、軽く流れを追うだけとする。 重度障害者である彼らは、国会議員という職を得て、国会に行くようになった