モータースポーツの最高峰であるF1には、互いに競い合うことを好み、勝つためには手段を選ばないような者たちが集まってくる。「最高のドライバーになりたい」「最高のマシンを作りたい」といった欲望は、やがてレギュレーションの“合法ギリギリ”を狙うといった行動に繋がる。チームは時間をかけて話し合い、ルールを見極めて自分たちなりの解釈を導き出すが、それが合法とされるラインを超えてしまうこともある。 一方、ライバルに対して少しでも優位に立つため、明らかに悪質な不正行為に手を染めたチームやドライバーもいる。もちろん、不正行為は見つかれば厳しい罰則の対象になるため、彼らはその事実をできる限り隠蔽しようとする。 こういった不正行為は、ドライバーがコース上で行なうものや、チームが技術面で行なうものなど多岐にわたる。今回は、これまでF1チームやドライバーがアドバンテージを得るために行なった様々な不正行為や悪事、ル