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道北暮らしの検索結果1 - 10 件 / 10件

  • 2019年8月の自然観察と道北暮らしの手記 2019/08/25日 - 日々の学び研究所

    2019年8月の道北自然観察日記です。 過去にまとめたものですが、公開することにしました。よろしくお願いします。 2019/08/25日 オオウバユリの実(大姥百合) アイヌの重要な植物として名高いオオウバユリ。アイヌ語ではトゥレプ。夏前にここでつぼみを見かけたが、見に来ようと思っているうちに暑すぎて機会を逸してしまった。ようやく来てみると、ぜんぶもう実をつけていた。一度くらい花を見たかったのに。 ウバユリと言われるのは、花が咲く時にはすでに葉(歯)がないからだという。今回見たのも、もう葉が枯れてきていた。このまま立ったまま枯れて冬を迎える。 オオウバユリは、8年目にしてやっとつぼみをつけて花を咲かせるらしい。アイヌでは花を咲かせたのを雄、花を咲かせる前までのを雌とみなし、雌のオオウバユリの根を食用にしたという。根からでんぷんを取りを保存食にするらしい。 いつか食べてみたいが、そうするには

      2019年8月の自然観察と道北暮らしの手記 2019/08/25日 - 日々の学び研究所
    • 2019年8月の自然観察と道北暮らしの手記 - 日々の学び研究所

      2019年8月の道北自然観察日記です。 過去にまとめたものですが、公開することにしました。よろしくお願いします。 2019/08/24土 ニオイヒバ(匂檜葉) 雨が降っているし、疲れがひどいので、すぐ家の裏で観察。ヒノキ科の木の何か。 ヒノキ科はおおまかに分けて、ヒノキ属(ヒノキ、サワラ)、クロベ属(クロベ、ニオイヒバ、ベイスギ)、アスナロ属(アスナロ)あたりが似ていてややこしいが、実の形からして、クロベ属の何か。たぶんニオイヒバだと思った。 葉の色が先端に近づくにつれて段階的にグラデーションしているのが美しかった。 木の見分け方はまだまだ全然勉強が足りないので、幹や枝ぶりを観察しやすくなる冬のあいだに少しずつ覚えていきたいところ。ちょっと調べた感じでは、葉の裏側の気孔帯を見ればかなりわかるらしい。 スナゴケ&ヒメジョウゴゴケ 同じく家の近くの岩のコケを観察。雨水を浴びて、きらきらと輝くコ

        2019年8月の自然観察と道北暮らしの手記 - 日々の学び研究所
      • 2019年8月の自然観察と道北暮らしの手記 2019/08/26月 - 日々の学び研究所

        2019年8月の道北自然観察日記です。 過去にまとめたものですが、公開することにしました。よろしくお願いします。 2019/08/26月 ハクチョウソウ(白蝶草 ヤマモモソウ/ガウラ) 形の珍しい花があったのでGoogle Lensで調べてみると、ハクチョウソウとのこと。白鳥ではなく白蝶。花の形をチョウに見立てている。今回観察したのは赤みがかっていたので、ヤマモモソウという別名もあるようだ。流通名は「ガウラ」で、北アメリカ原産の花らしい。 茎がひょろひょろと長くて、茂みになった下のほうにしか葉が見当たらない。茎の上のほうは、順番に次々と花が咲いている。 花が咲き終わった後には、小さなトウガラシみたいな形の実?らしきものができていた。花の裏側についている赤い萼?が実を覆っている? けっこう複雑な構造で、じっくり観察する余裕がなかったこともあって、よくわからず。 繁殖力の強い園芸植物みたいなの

          2019年8月の自然観察と道北暮らしの手記 2019/08/26月 - 日々の学び研究所
        • 2019年8月の自然観察と道北暮らしの手記 2019/08/27火 - 日々の学び研究所

          2019年8月の道北自然観察日記です。 過去にまとめたものですが、再編集し公開することにしました。よろしくお願いします。 2019/08/27火 ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙 クロコスミア) いつもサイクリングしている道の脇に、オレンジ色のユリみたいな花が咲いているのが前から気になっていた。この時期だからオニユリとかクルマユリかなと遠目に思っていたが、ちょっと止まって見てみると明らかに違う。ということでスケッチ。 調べてみたら、外来品種のヒメヒオウギズイセンだった。裏山と行っても道路脇なので、固有種ではなく外来種ばかりなのは仕方ない。もともと北海道にいるような種ではないからか、図鑑にも載っていなかった。 スイセンといいつつアヤメ科。でもアヤメに似ていない。「ヒオウギ」(檜扇)というが、全然檜扇っぽくもない。 アヤメ科だと別に「ヒオウギアヤメ」という紫色の花がある。さらにオレンジ色の「ヒ

            2019年8月の自然観察と道北暮らしの手記 2019/08/27火 - 日々の学び研究所
          • 2019年8月の自然観察と道北暮らしの手記 2019/08/30金 - 日々の学び研究所

            2019年8月の道北自然観察日記です。 過去にまとめたものですが、再編集し公開することにしました。よろしくお願いします。 2019/08/30金 ウド(独活) 白い幾何学模様の花を咲かせていたウドが、実を結んでいたのでスケッチ。といっても、このウドの実の美しさはスケッチより写真のほうが見栄えがいい。 花が咲いているときは白一色の幾何学模様だったのが、実がつくと白(まだ残っている花)、緑(実がついたところ)、紫(熟しつつある実)、紺(熟した実)、そして茎も緑から赤紫色になるので、色とりどりの模様になって非常に美しい。秋の訪れを感じさせる。 今回観察したのは葉の形からしてたぶんウドだと思うのだが、同じウコギ科には似た花の植物が多い。タラノキとかハリギリとか。ウドは茎に毛があり、葉が裂けていないことで見分けられると思う。 ハンゴンソウ(反魂草) 死んだ魂を引き戻すといわれるハンゴンソウ。その由来

              2019年8月の自然観察と道北暮らしの手記 2019/08/30金 - 日々の学び研究所
            • 2019年8月の道北暮らし自然観察日記 2019/08/18日 - 日々の学び研究所

              2019年8月の道北自然観察日記です。 過去にまとめたものですが、公開することにしました。よろしくお願いします。 2019/08/18日 オニユリ(鬼百合) この時期になると、あちこちで見かけるオニユリ。あまりによく見るので、そのうち描こうと思って後回しになっていた。 改めてよく観察してみると、葉っぱの付け根に何かある。触ってみるとぽろりと取れて種のよう。こんなところに種?と思い、帰って調べてみたら、なんとむかごらしい。 「むかごごはん」のむかごはヤマノイモやナガイモのもので、これとは別。形態もずいぶんと違う。…と思ったら、オニユリのむかごや、ゆり根も食べれるらしい。 花を観察していると、つぼみのほかに、花が散った後に雌しべと子房だけ残ったものがあったので、てっきりこれが実だと思った。しかしこちらは実にならず、種も作らないらしい。 似ている花のコオニユリはむかごをつくらないので区別できる。

                2019年8月の道北暮らし自然観察日記 2019/08/18日 - 日々の学び研究所
              • 2019年8月の道北暮らし自然観察日記 2019/08/19月 - 日々の学び研究所

                2019年8月の道北自然観察日記です。 過去にまとめたものですが、公開することにしました。よろしくお願いします。 2019/08/19月 バーベナ・ハスタータ(クマツヅラ 熊葛) 春の終わりごろから道端で見かける、紫色の花かんむりをつけたような花。改めて調べてみると、クマツヅラ(バーベナ)科の何かだとわかった。 最初は葉っぱの感じからアレチハナガサではないかと思ったが、形からすると、園芸種のバーベナ・ハスタータ。野原で見かけるのはともかく、今回観察したのは友人の庭だったので、園芸種だろう。 「クマツヅラ」という名前でクマが好きなつづら折りの植物という意味かと思ったが、クマは無関係らしい。「米」から派生したのかもというような資料も。でも覚えやすいから「熊」で覚えておこう。 今日は片道40kmも遠征して友人の農場で開かれた演奏会に行ってきました。久しぶりに楽器を弾いて楽しかった。最高気温27℃

                  2019年8月の道北暮らし自然観察日記 2019/08/19月 - 日々の学び研究所
                • 2019年8月の道北暮らし自然観察日記 2019/08/17土 - 日々の学び研究所

                  2019年8月の道北自然観察日記です。 過去にまとめたものですが、公開することにしました。よろしくお願いします。 2019/08/17土 オニツリフネソウ(釣船草) 近所のパン屋さんの店先に咲いていた花。ランのように珍しい形の花だった。調べてみたら、ツリフネソウ科。ツリフネソウは日本にもともと自生している種だが、このオニツリフネソウは外来種らしい。吊り下げた帆掛け船に似ているというが、わかるようなわからないような。 葉っぱは三枚セットで輪になっていて、上から見ると、少しずつ角度を変えながら顔をのぞかせているのがわかる。花は独特な形だが、ツリフネソウは先日のホソバウンランのような距があるのに対し、オニツリフネソウは目立たない。 この日は雨が降っていたこともあって、落ち着いてスケッチできず、輪郭だけ描いて、あとで写真から仕上げた。そのせいで、花の構造をじっくり調べる余裕はなかった。手で触って構

                    2019年8月の道北暮らし自然観察日記 2019/08/17土 - 日々の学び研究所
                  • 2019年8月の自然観察と道北暮らしの手記 2019/08/28水 - 日々の学び研究所

                    2019年8月の道北自然観察日記です。 過去にまとめたものですが、再編集し公開することにしました。よろしくお願いします。 2019/08/28水 ミゾソバ(溝蕎麦) 今日はずっと雨。レインコートを着て散歩しましたが、外でスケッチはできないので、家で写真を見ながら。 春にはエゾノリュウキンカが生えていたような湿った場所に、初夏ごろから、三角形の葉っぱのつる植物が一面にびっしり自生しはじめました。 当初は簡単に調べて「イシミカワ」だと思いましたが、今になって花が咲き出すと違う。調べ直したら、たぶん同じタデ科の「ミゾソバ」だとわかりました。湿地に自生すること、三角形の葉っぱなことは似ています。 イシミカワがほぼ完全な二等辺三角形なのに対し、ミゾソバはちょっとツノがせり出していて、牛の顔のようだということで、ウシノヒタイとも呼ばれるのだとか。花とか実の色はぜんぜん違う。 というか、そもそもタデ科の

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                    • 2019年8月の道北暮らし自然観察日記 2019/08/09金 - 日々の学び研究所

                      2019年8月の道北自然観察日記です。 過去にまとめたものですが、公開することにしました。よろしくお願いします。 2019/08/09金 ジャコウアオイ(麝香葵 ムスクマロウ) 花はピンクか白。夏になると町のあちこちで咲いている。有名なマロウ茶になるのはウスベニアオイだが、こちらもハーブティーにできるらしい。 もうシーズンは終わりかけて、最後のほうのつぼみが咲いてる。株によっては茶色に乾燥した実がたくさん鈴なりになっていた。 イヌタデ(犬蓼) 道端に咲いていた。どこにでもあるタデだそうだが、初めて目を留めた気がする。ピンクと白が入り混じった穂のような花がかわいらしい。 観察してみると、白い花だけ咲いていて、ピンクの萼はつぼみばかりに見えたのだが、ネットで調べた感じ、そんなわけでもないらしい。 エゾノヨロイグサ(鎧草) 北海道では化け物みたいな太くて背が高いセリ科をよく見かけるが、これもその

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