DNA抽出の際に、分解やニックが生じないように注意します。必要に応じ、ゲル電気泳動でテンプレートDNAの質を評価します。ヌクレアーゼによる分解を防止するため、DNAは分子生物学グレード水またはTE buffer (pH 8.0)中に保存します。 テンプレートDNAを精製キットを使用して抽出する場合、メーカーの推奨プロトコールに厳密に従って操作してください。DNA品質の低下を防ぐために、ユーザーマニュアルやトラブルシューティングガイドをしっかりと確認してください。DNA精製の際に使用された化学物質や酵素(フェノール、EDTA、proteinase Kなど)が残存するとPCRを阻害するため、確実に除去する必要があります。DNAの再精製か、もしくは70%エタノールによるDNA沈殿と洗浄処理によって、DNAポリメラーゼ反応を阻害する可能性のある残留塩類またはイオン(例:K+、Na+など)を除去して