エッセイに関するsedna796のブックマーク (1)

  • 背伸びして手をのばした、あの日の花束|オキエイコ

    あれは私がまだ小学4年生の時。 春の終わりに、私のクラスに教育実習のT先生がやってきた。 けして目立つタイプの先生ではなかったけれど、私たちを上から見たりせず、いつも対等な立場で話をしてくれたのが印象的だった。 T先生は「手話」が得意で、オリジナルで作ったテキストを配ってくれたり、休み時間には手話で歌う童謡を教えてくれたりした。 クラスの中では手話が爆速に流行して、みんな休み時間は覚えたての手話で自己紹介を繰り返した。 ずっとこのクラスにいてほしいと、そこにいる誰もが思っていた。 でもそんな楽しい時間はすぐに終わってしまう。 先生がやってきて二週間。もう明日が最後の赴任日になってしまった。 大人ぶりたいプレゼント去りゆく先生を想って、こども心に「なにかしてあげたい」という気持ちが芽生える。 放課後にクラスメイト男女4人で歩いていると、誰からともなくそんな話になった。 「T先生に、私らで何か

    背伸びして手をのばした、あの日の花束|オキエイコ
    sedna796
    sedna796 2021/07/29
    『それ、勝手な決め付けかもよ?』
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