[東京 24日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は3日続落。寄り付きで年初来安値を更新、寄り付き直後に9000円を割り込んだ後は、為替をにらみながら終日、9000円を挟んだ攻防となった。 午後に1ドル84円台まで円高が進行、日経平均は9000円割れで大引けとなった。TOPIXも下落し、取引時間中の年初来安値を更新した。 市場では「不安材料が多く、小口の処分売りが続いた。トヨタ7203.T、パナソニック6752.T、ソニー6758.Tなど主力株が軒並みPBR1倍割れまで売られているが、政府・日銀が円高容認の姿勢を示しているため、先行きの業績懸念で買いが入らない」(大手証券)との声が聞かれた。 東証1部騰落数は値上がり468銘柄に対し値下がり1057銘柄、変わらずが143銘柄。東証1部の売買代金は1兆0363億円だった。 午後にドル/円為替が1ドル84円台と円高が進み、日経平均は軟調もみあい