群馬大学医学部附属病院で腹くう鏡を使って肝臓の手術を受けた患者8人が死亡していた問題で、病院が調べたところ、執刀した同じ医師が過去5年間に行った腹部を切り開く開腹手術でも、84人の患者のうち10人が死亡していたことが分かりました。 病院の説明によりますと、一連の問題で腹くう鏡を使った手術をした40代の男性医師が執刀した手術について調べたところ、平成22年からことしまでの5年間に腹部をメスで切り開いて肝臓の開腹手術を行った84人の患者のうち、10人が手術後3か月以内に死亡していたということです。 肝臓の開腹手術は一般的に広く行われていますが、この医師が行った手術後の死亡率は10%余りに上っていたということです。病院は、手術と患者が死亡した関連性は分からないとしながらも、厚生労働省に調査の途中経過を報告したということです。 群馬大学医学部附属病院の総務課の尾内仁志副課長は「今後さらに調査したう