手塚治虫さんの少女マンガの代表作「リボンの騎士」の完全復刻版が出版されることが分かった。現在、入手できる全集とは異なる幻のラストシーンも半世紀ぶりに収録され、ファンの話題を呼びそうだ。通常版は各巻1840円で13日に、3巻セットとカラー小冊子が付いた「スペシャルボックス」は5880円で16日に、ともに講談社から発売される。なかよし創刊55周年と手塚さんの生誕80周年の特別企画。 「リボンの騎士」は天使・チンクのいたずらで、男と女の両方の心を持ったサファイア王女(王子)が主人公の物語。1967年からフジテレビ系でテレビアニメにもなった。53~56年に雑誌「少女クラブ」(講談社)に連載。その後、少女マンガ誌「なかよし」と「少女フレンド」でも連載したが、今回は「少女クラブ」版の単行本を復刻した。 カラー印刷の雰囲気など当時の装丁のまま、中身も単行本発売当時の広告や次巻予告ページもそのまま掲載した