ここ20年ほどのジャンプの売り上げを支えた二大作品といえば、「ドラゴンボール」と「ワンピース」で異論はないでしょうが、この二作品に見られる共通点と思しきものを、今日は一つ。 ジャンルでこの二作品を分類すれば、アクションもの、バトルものということで括れそうです。 アクション漫画自体は、この20年の間でもいくらでもありました。古くは「ジャングルの王者 ターちゃん」や「幽白」、最近なら「ブリーチ」や「NARUTO」がそうでしょうか。少年誌という媒体ですから、バトルものにはヒット作(長期連載)がでやすいようです。その裏側として、鳴かず飛ばずで終わる短期連載も多くありますが、それはともかく。 さて、ジャンル以外どこに共通点があるかといえば、それは登場人物、特に主人公の内面を描かないことだと思うんです。 内面を描かないというとなんだか大袈裟ですが、要は主人公の原理がシンプルである、もっと極端に言っちゃ