「まるで美術品みたいなゲーム」。『グノーシア』のプレイを終えたあと、素直な気持ちを述べるとしたらその一言が出てくる。 2020年3月26日に配信された「Nintendo Direct mini」。あつまれ どうぶつの森、ポケモン剣盾、スマブラの新情報や新作タイトルが発表され世間を盛り上げたのだが、私が一番ぶったまげたのは『グノーシア』がNintendo Switchで配信されるという発表だった。まずはこの動画を見てほしい。 『グノーシア』は”SF人狼系シミュレーションアドベンチャー”と銘打たれている。1プレイ15分程度の人狼シミュレーションを繰り返しながら、SFの世界観で繰り広げられるストーリーがアドベンチャーゲーム形式で進行していく。なんだかとっ散らかっているように見えてすべてが恐ろしく整ったゲームなのだ。 ここで打ち明けておくと私は「人狼」が苦手だった。人間は自分たちの中に隠れた”人狼
![[ネタバレなしレビュー]『グノーシア』は名作であると叫びたい](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b60ca5dfd9f3fb7cbe93fd4e2848fc08af26c2bf/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftokinodrop.tokyo%2Fwp-content%2Fuploads%2F2020%2F05%2FEYH21yEU8AEwKXD-1.jpg)