2/27の第62期王座戦二次予選、藤井猛九段-北浜健介八段では 藤井九段がいわゆる「藤井矢倉」を採用、 打ち歩詰めの筋で後手の攻めを切らすという大熱戦の末、藤井九段が勝ちました。 この事態に序盤クラスタ(の一部)が何やらざわついています。 もしかすると、藤井矢倉がブレイクするかもしれない、 そういう気配があるからです。 「藤井九段が『藤井矢倉』を採用するのは普通じゃないか」 そう思っていた時期が、私にもありました。 「消えた戦法」を開発者が指し継ぐのはなにも不思議なことではない。 しかし、こと今回に関しては、 また少しニュアンスが違うかもしれません。 2014年に入ってまだ2か月が経過したばかりですが 「藤井矢倉」、あるいはその類似系は、 藤井-北浜戦を含め、既に公式戦で5局現れているからです。 しかも採用した棋士は、藤井九段のほか 森内、渡辺、屋敷、豊島と錚々たる顔ぶれ。 「藤井矢倉」激