「ブラジルがイギリスを抜いて世界6位の経済大国になった」2011年も押し迫った最終週、ブラジルではほぼ全てのメディアがトップ扱いでこのニュースを報じた。これはイギリスの新聞「ガーディアン」が12月26日に報じた記事に基づくもので、経済ビジネスリサーチセンター(Cebr)の予測によると、ブラジルは2011年末にGDP2兆5000億ドルで世界6位になるという。 この類のランキングにおいてイギリスが南米国家に後れを取るのは初めてであり、Cebrの幹部ダグラス・マクウィリアムズ氏はユーモア交じりに次のようにコメントした。「ブラジルは長年、サッカーでヨーロッパ諸国を圧倒してきた。しかし経済でヨーロッパを打ち負かすとはこれまでにない展開だ」。ブラジルでもこのニュースを題材にしたしゃれたユーモア作品が登場しており、Humor Político(政治ユーモア[pt])にも何枚もの風刺画が掲載されている。