最近、Unicodeのいわゆる異体字セレクタの新しいグリフコレクションが登録されました。今までは、Adobe-Japan1というコレクションが登録されていたのですが、今回それに加えて汎用電子と呼ばれる日本の政府関係から提案されていたコレクションが追加されました。追加されたコレクションは、異体字データベース (Ideographic Variation Database; IVD) に累積的に追加されています。 IVDの文字表をちょっと見ると分かることですが、Adobe-Japan1と汎用電子とで、どう見ても同じようなグリフに対して別々のIVS (Ideographic Variation Sequence; IVS) が割り当てられています。例えば、「与」(U+4E0E)を見ると、Adobe-Japan1は長い横線の突き出ているグリフと突き出ていないグリフとにそれぞれ別のIVSを割り当てて