(画像:ICFCより) Cinematographer(シネマトグラファー)、Director of Photographyは直訳すると「(写真)撮影監督」という意味になり、いわゆる映像の責任者である。監督のイメージする世界観を表現すべく基盤を築いていく指揮を担い、映像を主とする映画というメディアにおいては大きな責任を伴うポジションである。映画から受ける印象やイメージを大きく左右し、欠かせない存在だ。 映画界における男性社会はしばしば議論にあがるが、その傾向は役職によっても大きく異なる。撮影監督はそんな男性社会においてもっとも偏りがあると言って過言ではないだろう。実際、2013年度のデータによると、この業界で活躍する女性の割合はなんと2%(2013年興行収入トップ250の中より)同年の同じデータ内における女性監督は6%よりもはるかに少ない。 (*1) ここ数年間、積極的に女性監督を後押しす