約束事[編集] 音素の説明に「……の子音」または「……の母音」とあり、特記がない場合、その文字を単独で発音した時に出現する音を指している。 子音[編集] 母音/i/の前では硬口蓋化([ʲ])された子音が用いられる。 /p/ 「ぱ、ぴ、ぷ、ぺ、ぽ」の子音。音価は[p]。 /b/ 「ば、び、ぶ、べ、ぼ」の子音。音価[b]。閉鎖し切られずに[β]となる場合がある。 /t/ 「た、て、と」や「ティ、トゥ」の子音。音価[t]。 /d/ 「だ、で、ど」や「ディ、ドゥ」の子音。音価[d]。 /k/ 「か、き、く、け、こ」の子音。音価[k]。 /ɡ/ 「が、ぎ、ぐ、げ、ご」の子音。音価[ɡ]。語中の多くの位置で[ŋ]となり、鼻濁音と呼ばれ区別されることがある。これらの区別は意味の違いをもたらさないが、話者によっては弁別的となる。いずれの場合も閉鎖しきらずに摩擦音となる場合がある:[ɣ], [ɣ̃]。 鼻濁