民主党の鳩山由紀夫代表は2日、都内で開かれた連合の中央執行委員会であいさつし、消費税率引き上げについて「政治不信が払拭(ふつしよく)されたときには国民の皆さまにもご負担をお願いするようなことも将来出てくる可能性があろうかと思う」と述べ、将来の税率引き上げはあり得るとの考えを改めて示した。 さらに、自公連立政権では「国民の皆さまが政治に対する不信感を強めている段階で、消費税増税のことなど実現するべくもなかった」と指摘。その上で「真剣にこの問題を取り上げ、将来の年金などを含めて社会保障の議論を進めて、結論を見いだしていきたい」と語り、議論自体は封印しないことに理解を求めた。 消費税をめぐり鳩山氏は、先月18日、NHKの報道番組で税率アップを議論する時期について「10年ぐらい(先)の話だ」と述べていたが、25日には街頭演説で「無駄遣いを4年間一掃させるために全力を尽くす。(その間)消費税は絶対に