「メガネっ娘」「メガネ男子」といった言葉も登場するなど、ファッションの一部としての眼鏡はすっかり市民権を得た感がありますが、よりスタイリッシュな眼鏡を探し求める人はモノクル(片眼鏡)に注目すべきかもしれません。 「バットマン」の悪役のペンギンを始め、フィクションの世界では主に悪役やマッド・サイエンティストが着用しているイメージでおなじみのモノクルですが、現実には19世紀のヨーロッパの上流階級で流行しました。日本でも明治時代にやや流行したそうですが、彫りの浅い日本人には装着が難しく、実際に着用している人を目にする機会はめったにないのではないでしょうか? モーニングコート、トップハットと共に1890年代には上流階級の資本家の象徴だったのですが、その後流行は衰退し、かつては政治家のジョゼフ・チェンバレン(上の写真)や息子でノーベル平和賞受賞者のオースティン・チェンバレンなど多くの紳士がモノクル愛
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