昨年末に世間を騒がせたニュースといえば、歌舞伎役者・市川海老蔵の”暴行事件”だろう。泥酔した海老蔵が東京・西麻布の雑居ビル内で伊藤リオン受刑者ら数名に殴る蹴るの暴行を受け、大ケガを負った事件だ。その際、暴行現場に同席していたとされるのが元暴走族リーダーの男だった。 その”元暴走族リーダー”こと石元太一容疑者が、東京・歌舞伎町の路上で知人の男性会社員を殴ったとして今月18日、警視庁新宿署に傷害容疑で逮捕された。会社員の男性は頭部打撲と診断されたという。石元容疑者は警察の調べに「話したくない」と容疑を否認している。 ここで不可解なのは、事件が起きたのは逮捕のひと月以上前の4月8日であることだ。捜査関係者は「逮捕に時間を要したことに大した意味はない」と主張するが、闇社会に精通する人物は「被害者に被害届を出すよう仕向けたのも警察。なぜか? 石元容疑者は警視庁が総力を挙げてつぶそうとしている愚連隊グ