いじめの対策を進めている文部科学省は、インターネットでのいじめや中傷の書き込みをいち早く見つけるため、いわゆるネットパトロールを行う費用を各地の教育委員会に補助する方針を固めました。 全国でいじめの問題が相次いだことを受けて文部科学省は、いじめが深刻化する前にいち早く兆しを見つけることに力を入れています。子どもたちの間にインターネットの利用が広がり、掲示板やブログに中傷の書き込みをするなど学校生活では見えづらいいじめが出てきていることから、その監視を進める方針を固めました。 いわゆるネットパトロールを行うのに必要な専門知識や人員が不足していることから、都道府県の教育委員会に対し人件費や外部機関への委託費などを補助するということです。 また、臨床心理士などの資格を持つスクールカウンセラーを増員し相談体制を充実させることにしています。 現在はすべての公立中学校で週に1日、4時間程度の相談体制を