Cladophora aegagropila (Linnaeus) Rabenhorst C. sauteri (Kutzing) Kutzing マリモ生育地の阿寒湖 マリモ(毬藻、学名:Aegagropila linnaei)は、球状集合体を作ることでその名前が付けられ多くの人に知られている、淡水性の緑藻の一種である。生物としてのマリモの一個体は小さな糸状の繊維(糸状体)で、球状になる集合型のほかに、綿状の浮遊型、湖底の石・岩や湖岸のロープ、杭など人工物につく着生型としても生息する[1]。 日本の阿寒湖(北海道)に生育するマリモは、美しい球状体を作るため特別天然記念物に指定されている[2]。 概要[編集] マリモは、よく知られる球状の集合体一つがマリモの一個体単位というわけではなく、この球状体を構成する細い繊維(糸状体と呼ぶ)がマリモの個体としての単位である。よく目にする球状の「マリモ