価格帯を問わず、各社の注目機種を取り上げるAVアンプ特集。今回はソニーのミッドレンジモデル「TA-DA3400ES」について詳細を見ていこう。 製品の特徴 2007年の秋から冬にかけては、HDMI 1.3aというトピックスもあって、各メーカーから続々と新製品のAVアンプが登場した。各メーカーは複数の“新世代HDオーディオ対応機”を半年あまりのわずかな期間で矢継ぎ早に投入、ユーザーの要望にいち早く応えたのである。しかしそんな状況のなか、多数のAVアンプラインアップがあるにもかかわらず、1モデルしかHDMI 1.3a製品を登場させなかったメーカーがある。それがソニーだ。 2007年のソニーは、HDMI1.3aスタートモデルの発売を、定価20万円超のミッドハイクラスのみとした。これには1台の開発に技術陣を集中させることで、新フォーマットに対する徹底的な追い込みを行いたいという意図があったのかもし