資本主義は恐ろしい。 知らないうちに、いつの間にか、世の中の基準(スタンダード)になってしまっている。 「やっぱ、お金でしょ?」 「稼いだ者が勝ち!」 「金稼いで何が悪い!」 こんな人たちはまだ分かりやすくていい。 恐ろしいのは、「稼いで豊かに暮らすのが人生」だと気づかないうちに 生きることの意味を解釈している人が現代人のほとんどになってしまったことである。 人間を「消費者」としてしか見えなくなっている時代。 資本主義は、当然のように、現代人の血の中に入り、溶け込んでいる。 確かに、競争原理こそが、人類を進歩させてきた。 利益と便益への希求こそが、社会を成熟させてきた。 しかし、その資本主義の成れの果てが、世界一の資本主義大国であるアメリカのサブプライム問題へと辿り着いた。 もちろん、社会主義も共産主義も崩壊している。だからこそ、次なる資本主義が、今世界に求められている。 そんな「ネオ資本