最果ての霊場の温泉 ■概要 恐山(おそれざん)は本州北端の霊場として有名である。高野山、比叡山と並んで日本3大霊場とされている。恐山に温泉があると聞いていたので、今回の東北旅行の一番の目的とし行ってみることにした。 青森県下北半島の中央部に宇曽利湖(うぞりこ)がある。恐山は、この湖のほとりにある荒れ地を境内とする寺である。むつ市から峠道を車で40分走る。観光バスも十分に通れる立派な舗装道路だ。宇曽利湖は比較的大きなカルデラ湖で湖水は真っ青に澄んでいる。宇曽利湖のパノラマ(36kB) 恐山は、地蔵菩薩を本尊とする恐山菩提寺が本名である。1200年前に慈覚大師円仁(えんにん)が開いたと言われている。いまでも死者の霊が集まる霊場として信仰を集めていて、最北の地でありながら、寺の建物は非常にりっぱである。 恐山の温泉は境内のなかにあって、境内に入れば無料で利用できる。小さな湯小屋が4ヶ所あって、中