< 鎌倉の大仏、日本 > 今回は、アジア各地の代表的な仏像を2回に別けて紹介します。 仏像はインドで1世紀頃から造られ始め、東アジアと東南アジアに広がっていきました。 やがて仏像は、各地で特徴ある様式を持つようになります。 < アジア地図 > それぞれの国の仏教は、王朝の意向、文化、他の宗教との競合によって影響を受けました。 東アジアでは主に仏教と儒教が競合しました。 南・東南アジアではイスラム教とヒンドゥー教が仏教と競合することになりました。 さらに大乗仏教と小乗仏教の違いが、東アジアと東南アジアの仏像に違いをもたらすことになる。 今回は、数ある中から各国一つを選んで紹介します。 国によっては仏教が廃れ、遺産になってしまったのもあります。 概ね、各国の仏教が盛期であった頃の仏像を選んだつもりです。 < アジャンター遺跡、インド、5世紀後半 > 仏教はインドで誕生したが、5世紀、ヒンドゥー