原子力機構は、高速増殖炉「もんじゅ」にあるパソコン1台が外部からの不正なアクセスを受け、メール4万2000件など内部情報の一部が漏えいした可能性のあることを明らかにしました。 問題のパソコンは、もんじゅの中央制御室にある事務処理用のパソコン1台です。原子力機構によりますと、今月2日の午後、約1時間半の間に少なくとも33回、外部から不正なアクセスがあったということです。コンピュータウイルスに感染した可能性があり、不正アクセスはいずれも韓国の不審なサイトからでした。パソコンには核セキュリティ上、重要な情報は保存されていませんが、ほかの電力会社とのやり取りなど約4万2000件のメールやもんじゅでの訓練予定などデータが保存されていました。